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(画像はイメージであり本記事とは無関係です)
今から数年前の正月。
牧カオリは、
父親の実家に帰った。
そこには従兄弟の牧馬之助(父親が昭和プロレスマニアやったことから名付けられたらしいけど、結果として悲惨過ぎる😬)が、
免許取り立てのお祝いで、
車を買ってもらっていた。
牧馬之助は、
初乗りに牧カオリを誘った。
牧カオリは断ったが、
しつこく誘うので、
折れて、
助手席に座った。
牧馬之助は、
車を、
よちよち歩きの赤ん坊のように運転した。
牧カオリは心に、
「この初乗りの喜びも時とともに薄れ、当たり前のように乗りこなすことやろう。はじめの感動を忘れる者は哀れ」と、
呟いた。
が、
時とともにと表現されたのはエエけど、
牧馬之助は運転慣れして、
上から目線のモノ言いとなった。
牧カオリは心に思った。
「ナンと尊大(そんだい)な😠村大(そんだい)出身のくせに😠😠わたしは実社会の益虫!お前はただの虫です!」、と。
そんな牧カオリの心の嘲りも知らずに、
牧馬之助は、
「カオリ!目を閉じて、ハンドル離してやるぜ!」と言って、
本当に、
目を閉じてハンドルから手を離した。
牧カオリは、
「ふざけんな❗️」と叫んだ!
そんな牧カオリの怒号も虚しく、
牧馬之助の運転する車は、
すぐ近くを流れていた川に転落した。
1月の冷水に濡れて悲鳴をあげる牧カオリの横で、
牧馬之助は恐ろしさのあまりプー(poop💩)を漏らしていた。
牧カオリは、
誰かの通報で駆けつける救助隊の足音を聞きながら、
心に、
「年のはじまりからわたしは水とプーにまみれた。わたしの人生ある限り、この二つのものは影のようにわたしにつきまとうのか⁉️」と嘆いた。
☆旧約聖書から引用
『主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔を向けてあなたを照らしあなたに恵みを与えられるように。主が御顔をあなたに向けてあなたに平安を賜るように』(民数記第6章24~26節)