
ケイシロウと啓一郎のいとこであるベラドンナのワル旦那、えんどう豆。
このえんどう豆が、
今から三年前に起業した、
とうもろこし🌽専用専門販売会社での出来事。
ところは千葉県のどこかの田舎。
えんどう豆は、
借金して、
広大な土地を購入した。
そして、
とうもろこし🌽を栽培するため、
非正規雇用者と、
パート労働者を雇った。
最初はそれなりの給料が支給されていた。
が、
だんだん給与の支払いが、
滞る状態が続き出したので、
不平不満が、
とうもろこし畑に充満した。
えんどう豆が労働者たちに、
「ナンやその苦々しい顔は⁉️とうもろこしの甘みが苦くなるやないか😡給料は今度まとめて払ってやる❗️」と荒々しく言った!
が、
この言葉が守られることはなかった。
相変わらず、
給料の半分支払いとかされていた中に、
とうもろこしの収穫期が来た。
えんどう豆は、
特別給与を出して、
もぎりリン子(2021年4月20日記事『職人列伝~もぎりリン子』を参照)を雇った。
もぎりリン子は小太りのブスっとしたばばはんやけど、
作物のもぎり行為にあっては神レベルやった。
そしてあろうことか、
通常なら数日はかかるであろうとうもろこし🌽の収穫が、
もぎりリン子の神労働で、
1日で終わった。
しかも、
全部きれいにもぎられていた。
えんどう豆はもぎりリン子に驚嘆して、
「凄いじゃないか❗️奇跡だ❗️」と叫んだ!
もぎりリン子は小声でぶつぶつと、
「あたしの腕は当たり前なんだよ、このイタチが!嫁に頭があがらんことくらい承知さ、このインポ旦那が!!」と、
言いまくった。
えんどう豆は、
もぎりリン子をとうもろこし畑に生き埋めにしようとする衝動を抑えて、
徹底して、
もぎりリン子をほめあげた。
そこに労働者たちは、
給料を払えとえんどう豆に迫った!
えんどう豆は、
「このとうもろこしが売れた金がお前らの給料となる」と冷たく言い放った!
労働者たちは、
ガチガチガチにキレた🤬🤬🤬
ここに高校二年生くらいのイケメン少年が、
とうもろこし🌽を一本蹴り上げた!
もぎりリン子はこの少年に、
「アニすっだ❗️」と叫んでラリアットをかました!
少年は首を抑えながらも、
「アニすっだとはアニすっだ❗️」と叫び返し、
もぎりリン子に延髄蹴りをカマした!
もぎりリン子が倒ると同時に、
労働者たちは、
収穫したとうもろこし🌽を蹴り上げはじめた。
この蹴り上げられたとうもろこし🌽が、
えんどう豆のケツに命中した。
えんどう豆は苦々しい表情で歯を食いしばって、
とうもろこし畑の人の見えないところに入って行った。
そして、
白いハンカチを取り出して、
後ろズボンの中に入れて、
しばらくして、
また出した。
ハンカチは白いままやった。
えんどう豆はほっとして、
「良かった。破れてなくて」と呟いた。
えんどう豆が戻ってくると、
大の字のもぎりリン子以外、
誰もいなかった。
更に、
収穫したはずのとうもろこし🌽が全部無くなっていた。
悔しがるえんどう豆のそばにアベッチ(阿部啓一郎)が姿を現した。
そしてえんどう豆に、
「あきらめなよ。またいぼ痔が破れるぜ」と言った。
えんどう豆は啓一郎に、
「あの最初にとうもろこし🌽を蹴り上げたガキは誰や⁉️」とガナった!
啓一郎は、
「コーン蹴り坊やさ。工事現場や道路に置いてあるコーンを蹴ってたのさ、三年前に(2019年9月27日記事『コーン蹴り坊やの悲劇』参照)」
続けて啓一郎は、
「あれから三年経って、工事現場のコーンからホンモノのコーン🌽を蹴ったのさ」と言い、
DA PUMPの「if…」を口ずさみながら歩き去った。
えんどう豆は一人残り、
なおも悔しそうに、
「コーン蹴り坊やめ🤬💢❗️❗️」と叫んだ!
そして、
この叫びは、
虚しくとうもろこし畑に響き渡った!