
カッちゃんの母親のノンさんは、
生保のケースワーカーで働いていた。
そんなノンさんが、
息子に刃物🔪突きつけて、
半年後に出所した、
あのアルコール依存オヤジのガンちゃんの担当になった。
しかも、
生保側からは、
ガンちゃんは充分に働ける能力があるから、
ハローワークに行かせるように説得することを言われていた。
このことを旦那に愚痴っていたところをカッちゃんが聞いたものやから、
カッちゃんは、
凄まじく母親を心配した🫨
ノンさんがガンちゃんのアパートに行くと、
ガンちゃんは快く中に入れた。
が、
室内に、
『菊正宗』の一升瓶が転がっていたところから、
ノンさんは、
ナニかが起こる気配を感じたと言う。
そんなノンさんにはお構いなく、
ガンちゃんは、
俺らが全く知らない『女王陛下のプティ・アンジェ』なるアニメの
エンディングソングのサビを歌い出した。
「🎤マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、なんだか胸が騒ぎます。マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、どこかで誰か呼んでます------」
ノンさんは怯むことなく、
「私はあなたの唄を聴きに来たんじゃありません。ハローワークに行くように忠告に来たのです」と言った。
ガンちゃんは、
「ハローワークに行って帰ればグッバイワークになるわな」と言い返した。
ノンさんは心底、
ガンちゃんが嫌になった。
かつて、
カッちゃんが小学生時代、
少年野球チームの監督をしていたこの男は、
泥酔状態で中華料理店に行き、
紹興酒と酢醤油を間違って一気飲みして、
救急搬送されている。
そんなノンさんの気持ちも知らずに、
ガンちゃんは、
「🎤マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、なんだか胸が騒ぎます。マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、どこかで誰か呼んでます------」と歌い、
「俺は隅っこの人間やさかい、中央に出す真似はせんどいて」と言った。
ノンさんは、
「中央に出そうなんか思ってません!」ときっぱり言うと、
ガンちゃんは、
「ナニ言うてんのや⁉️ハローワークは中央区にあるやないか❗️」と怒鳴った!
ノンさんは、
常識が通用しないことは覚悟してたけど、
ここまで常識がないことに愕然とした🫨
ガンちゃんは構わずに、
「🎤マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、なんだか胸が騒ぎます。マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、どこかで誰か呼んでます------」と歌った。
ノンさんは厳しく、
「そんなことじゃ、いつまでたっても隅っこ生活ですよ!」と言うと、
ガンちゃんはキレて😠
「お前に隅っこのナニがわかるんや⁉️容赦せんで、アマりん🤬❗️」と叫んで、
以下の刃物を出して突きつけた。

ノンさんが悲鳴を上げると、
ガンちゃんは、
「俺と一緒にプティ・アンジェの歌を唄え!そうへんと、隅っこの怒りで生命の水が飛び散るさかい」と脅した。
ノンさんは声を震わせながら、
「そんな歌知りません!」と言うと、
ガンちゃんは、
「俺の真似して唄え!でないと、初七日迎えるぞ❗️」と更に脅した!
それで二人で、
「🎤マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、なんだか胸が騒ぎます。マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ、どこかで誰か呼んでます------」と歌った。
と、
そこに、
生保の男性ケースワーカーが3人入ってきて、
ガンちゃんを取り押さえ、
警察に通報した。
心配のあまり、
カッちゃんが、
保護課に「アイツは信用できない!」と、
しつこく言ったことが幸いしたらしい。
ガンちゃんは、
警察署に連行された。
そして、
デスクの花が生けてある花瓶に頬ずりしながら、
「この花はわたしです。やっときれいに咲いたのです」と、
訳のわからんことを言い
(アンと😳調べたら、あの壺宗教の歌手の歌の出だしかなんからしい)、
普段は歌謡曲の出だしやけど、
聞いたのが水曜日でプールに入ってたことから、
歌謡曲やなく水用曲やと、
更に訳のわからんことをまくしたてた!
一方、
カッちゃんは、
母親が無事であったことに安堵しながらも、
AND、
ガンちゃんへの仕返しを決意した🤬
なお、
当然ながら、
ガンちゃんは、
通常刑務所ではなく医療刑務所に送られたことは、
言うまでもない!