ケイシロウとトークアバウト

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

駄菓子屋前の自販機

2024-02-13 22:43:00 | 日記



(画像はイメージで当記事とは無関係です)

ブサイクな四角顔に斜視(ガチャ目)の熊太郎は、
ちびっと知恵遅れした卵顔のノック君と、
いつもは通らない道をお散歩していた。
すると、
道端にある駄菓子屋が目に入った。
駄菓子屋の斜め前には、
自販機があった。
ノック君がジュースを望んだので、
熊太郎は自販機に金を入れた。
が、
出てこない😦
熊太郎は自販機を揺すりながら、
悲しい過去を思い出した😢

まだノック君が生まれる前のこと。
熊太郎は、
『夕陽河』という名の自販機修理の有限会社で働いてた。
この有限会社のモットーは「有言実行」で、
熊太郎は必死に努力していた。

ある日、
ひとりの同僚から、
100円で前世を当てる占い師がいるということを聞いて、
数人の同僚たちと、
この占い師のところに行った。

占い師は、
てっぺんが禿げ上がったオヤジで、
前世はローマ法王ウルバヌス一世やと言う。
そして、
自分の禿げた頭を撫でながら、
「当たるもハゲ!当たらぬもハゲ!」と呟きながら、
同僚たちの頭に触れた。
そして、
同僚たちの前世はただのつまらない庶民やと鑑定した。
が、
熊太郎の頭に手を置くと、
「そんな😳------」と驚きながら、
自分の禿げた頭を撫でながら、
「当たるもハゲ!当たらぬもハゲ!」と呟きながら、
何度も熊太郎の頭に手を置くんやった。
そして熊太郎に言った。
「あなたの前世は旭川のある町の自動販売機です。キリンレモンがよく売れてたようです」

同僚たちは驚いた。
熊太郎がキリンレモンが大好きなのを知っていたからやった。
(この時もキリンレモンのペットボトルを持ってたらしい)
そして、
旭川の自販機と、
有限会社『夕日河』の自販機修理とを重ねて考えるんやった。
(とは言っても、この日の熊太郎は会社のネーム入り作業着着用してたらしい)

翌日、
同僚たちは、
ヒソヒソと、
「熊太郎、前世は自販機だったらしいぜ」と呟きまわり、
全従業員が知ることとなった。
熊太郎は、
自分を避ける同僚たちに堂々と、
「あなた方は私の前世が自販機だからと軽蔑してます。確かにただのつまらない庶民であるみなさんと違って、私は自販機でした」と言って、
涙😢を流しながら、
「けど、私は、あなた方以上に人間らしく生きています。あなた方よりも美味しくご飯を食べ、あなた方よりも身なりを清潔にして、あなた方よりもエロ本読めば勃起します」と嗚咽して😭
「私はあなた方以上に人間なのです❗️❗️」と叫んだ!
全従業員は、
感動🥹する前に呆れた😩

このような過去を間近に思い返し、
駄菓子屋前の自販機を揺する熊太郎も、
諦めて、
自販機から離れた。

そこに、
かつての大学フットボール選手のソウマが自販機の前に来た。
そして、
ソウマの遥か後ろに、
ヘルメットにプロテクターつけた、
フットボール選手スタイルのタックルベリーフィンが、
膝をついて、
ソウマの背中に目を向けていた。
そして立ち上がって、
凄まじいタックルを狙って来たが、
ソウマは小銭がなかったので立ち去った。
あんじょう、
タックルベリーフィンは、
このまま自販機に突撃することになった❗️
自販機が倒れて、
駄菓子屋の窓を割って店内に横倒しになった。
タックルベリーフィンは、
「ソウマーっ❗️❗️」と叫んで気絶した!
同時に駄菓子屋のガタイのいいおばさんが飛び出して来て、
熊太郎の頬にパンチ🤛した❗️
熊太郎は数メートルも飛ばされて、
地面に叩きつけられた!

警察署からの現場検証が行われる中、
警察官に起こされた熊太郎は、
「アイム・ソーリー駄菓子屋!アイム・ソウ・ソーリー駄菓子屋!!みんなを私の輪廻転生の世界に巻き込んでしまった」と言って、
そのまま気絶した。