ケイシロウとトークアバウト

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オーケストラのオヤジ

2024-02-08 21:59:00 | 日記




昔、
オノウコとNHK交響楽団のコンサートに行ったことがある。
演奏が終わって、
帰る準備をしてたら、
楽団員の人が、
俺らに、
「また来てください」と親切に声をかけた。
するとオノウコが、
「ええ。また行くわ。その代わり、受信料免除してね」と馬鹿なことを言った。

さて本題や。

とある市民オーケストラの指揮者のオヤジが不機嫌😑に楽団員を見回した。
コンサートの評価は良くもないけど悪くもない状態に、
不満足やった。
この市民オーケストラは、
指揮者が現在のオヤジ指揮者に代わって、
最初は高評価のテンコやった。
すると、
この高評価は、
自分の指揮者としての力によるものだと過信して、
指揮者は、
他の楽団員の個々の力を軽んじるようになった。
それは相沢友子顔負けの自画自賛👏で(知らんけど)、
天狗の中の天狗へと、
性格が変わったという。

楽団員たちは、
指揮者を心の中で百万回も呪った。
一方指揮者は、
自分の納得する音以外は認めないという、
独裁スタイルを貫いた。
それに比例して、
高評価はないけど低評価もない状態が生まれることになる。
(それでも、前指揮者の時は、ずっと低評価やったとのこと)
こういう訳で、
現指揮者は、
ナンとか高評価を得たいと、
楽団員に粗塩対応するんやった。

そんなある日のコンサート開始前に、
指揮者は、
会場を散歩していた。
するとそこに、
130キロのぬりかべ君が、
デカいどんぶりを持って出入り口に現れ、
会場に入ろうとしたので、
係員から、
「それは何ですか?」と尋ねられた。
ぬりかべ君は「かつ丼です」と答えた。
係員は、
「会場内に持ち込んではいけません。ロビーでお食べください」と言ったので、
ぬりかべ君は、
「コンサートが始まります」と言い返した。
係員が、
「じゃあ、コンサートの休憩の時にお食べください」と提案すると、
ぬりかべ君は、
「でも、冷えてしまいます」と再び言い返した。
係員は業を煮やし😠
「では、コンサートとかつ丼とどちらかお選びください!」と言うと、
ぬりかべ君はためらわずに、
「かつ丼にします」と言って、
そのまま帰って行った。

コトの一部始終を見ていた指揮者は超ギレして🤬
「わたしの音楽よりもかつ丼を選んだ🤬あのシロナガスクジラが🤬」と悔しげに呟いた。
そして激怒のあまり、
楽屋で、
この出来事を楽団員に話した。
楽団員達は、
「では、かつ丼を選ばなかったお客様方のために、良い演奏をいたしましょう」と言った。
指揮者はしばらく考え込み、
楽団員達に、
「きょうから、君達が良いと思う演奏をしなさい。私が私なりにリードするから」と言い、
楽団員達は、
その通りにした。

すると、
コンサート後は、
大喜びの観客のスタンディング・オーベーションと拍手喝采👏
更に、
高評価の数々に、
楽団員達は大喜びした。
が、
指揮者は言った。
「この戦いは、高評価を得ることが目的のレベルを超えた。これからは、あのシロナガスクジラがかつ丼よりも我が楽団の音楽を選ぶように演奏していく戦いとなる!」