レコードに溝が刻まれ、
この溝を音声による振動エネルギーを
針の動きとして記録した物である。
再生時にはその溝に針を落とすことで、
針が振動し、その振動が音へと変換されます。
そりゃ、簡単な仕組みではあるが、
110年前の原理として
人が聴ける周波数帯域以上の周波集を
この溝に記録出来るなんて
信じがたい技術である。
それが、
4チャンネルステレオ盤である。
通常のステレオ2ch(L/R)に
リアスピーカー2chを追加して4chを記録した方式、
ステレオレコードよりも高周波数帯を記録。
ディスクリート方式とマトリックス方式の2つの方式がある。
日本ビクターが1970年に開発した
CD-4(ディスクリート方式)を再生する場合は
シバタ針など専用のカートリッジや変換器が必要。
あまり普及しませんでしたが、
その開発技術はカードリッジの性能を向上させ、
のちのサラウンドを始めとするマルチチャンネルへと
受け継がれている。