辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

オールラウンダーとして、すみわけが無くなった世界で生きる

2017-10-08 07:37:17 | パソコン
一つのことに専念できる職人気質よりも、
浅く幅広く、多彩なジャンルをこなすことができる人が増えている気がします。

芸能界もその一つで、
お笑い芸人だけど、著作車であったり、
歌手だけど、芸人の様に喋りが面白かったりと
類を見ない多彩さが受け入らられる時代と相まっている様に感じます。

個人商店より、総合的なショッピングモールが
流行るのもそのあたりなことかもしれません。賛否両論ですが。。。


いま求められているのは、
ひとつのコト・モノを究めた職人より、ある程度の知識で
広い範囲をカバーできるオールラウンダーなのかもしれません。




オールラウンダーを求められるとなると、
好きなこと1本で身を立てるのはなかなかむずかしくなります。

オールラウンダーになれば、いろんな分野の可能性をひろうこともできます。

いままでライター、
カメラマン別々にオファーが必要だったところ、「わたしは両方できます!」って言えるわけですから。


昔の「専業」神話が廃り、これからは「複業時代」なんか言われています。
副業ではなく、複業。お金を得る手段を増やして、
より多くのチャンスをすくい上げてお金を稼ぐ考え方です。

いままでは専業主義で、経験や実績を求められていました。
オールラウンダーにも経験や実績はもちろん大切なのですが、
複業しているのであれば、「工程の1から10まで全部できます!」ってアピールが可能になるんですね。

そうするとなにが困るかと言えば、
「いろんなことにある程度精通」してなくてはいけなくなるんですね。

餅屋だからって餅だけ詳しければいいかと言うと、
いまの時代ほかのお菓子や食料品なんかをそろえないと、やっていくのはむずかしいでしょう。

オールラウンダー カメラマンの営業方法

2017-10-08 06:10:51 | 映像
もう50歳近くになると、20代 30代とは違う
「地に足のついた営業」を心がける様になった。

カメラマンとして仕事をし始めた時は、
ほぼ100パーセント 動画系でしたが
ここ10年くらいは、写真撮影の仕事も増え、
「オールラウンダー」への聖域と
入ってきた。

そんな、自分だからこそ心がけている営業を語ってみたいと思う。

アポイントをとって、担当者と会うのに、
そのカメラマンに会う前にどんな人物なのか、
ホームページが判断材料になります。
自身のwebサイトを持つことは大切なのかもしれませんし、
私の経験上、フェイスブックなどのSNSとは違った観点で、
webサイトを持っているとことが好感触なことが多いですね。


ポートフォリオの用意

ポートフォリオはA4サイズが私の中では基準です。
数ある、ファイルメーカーの中で、
コスモスインターナショナル社より販売している「ポートフォリオ」がスマートです。
1冊1万円ではありますが、重厚感があり見栄えが美しくなります。

表面は人口皮革、リフィルはPETで透明感で美しく
作品にプラスアルファの効果をもたらします。

ポートフォリオのブックには写真を30作品ほどで構成します。
意外と少ないと思われますが、あわせて「 MacBook Pro Retina 」も持参します。

このPCは液晶画面の美しさです。
カメラマンにとってMacBookのRetinaディスプレイに勝るノートPCはないと断言できます。
ここで大切なのは、ポートフォリオ、ノートPCともに、ピカピカの綺麗な状態であることです。

ポートフォリオに折れ目や手垢がついていたり、
傷だらけの使い込んだノートPCでは、仕事が雑な印象を与えてしまいます。
リフィルは定期的に買い替え、MacBookにはカバーが取り付けてあります。
営業先のジャンルによって、ポートフォリオの内容を変えます。

ファッション関係のクライアント様にスポーツ写真や、
ビジネス誌にプライダル写真はNGです。そのジャンルに絞って専門性を出しましょう。


営業先を探す

ポートフォリオが完成したら、営業先を探します。

雑誌などの印刷媒体には裏表紙に編集部の連絡先が書いてありますし、
ネットで制作プロダクション、編集プロダクションを検索するのも簡単です。

電話、メール、どちらにするか、僕は最初はメールをお勧めします。

電話の場合、担当者が多忙な場合はスルーされますし、
電話という短いファーストコンタクトでは、
よほどこちら側に話術がなければ、的確に内容を伝えることはできません。
メールの内容は長文は厳禁、まずこちらが何者なのか、
そして貴社の業務に興味があり、ポートフォリオを見ていただきたいことを伝えます。


プレゼン当日

担当者と名刺交換後、すぐにプレゼンテーションがはじまります。

ポートフォリオを提示します。
好印象であれば、用意していたノートパソコンを開き、写真のデータをお見せします。

「ポートフォリオの用意」で、なぜどちらも必要かという答えがここにあります。

担当者は基本お忙しいので、
ポートフォリオのブックを見て感触がなければ、そこで終了となります。
手応えがあれば面談の時間を延長できるので、
ノートPCに入った多数のデータをお見せすることができます。
だからこそ最初に見せるポートフォリオが重要です。
写真の順番などしっかり作り込むことが大切です。
担当者と会話が弾めば、仕事のチャンスありです。

と、この様な感じです。

営業は1日にしてならず、日々、精進の日々です

「生」「死」って紙一重だなぁーと思うからこそ、「死」のドキュメンタリーを制作する

2017-10-04 23:45:02 | パソコン
俗に言う、「生後間もない赤ちゃんを撮影する、ニューボーンフォト」なるものが
カメラマンの美徳とされる中、自分も、「誕生」の撮影を多数担当する中、
「死」のビデオも制作する。

いわゆる、「お葬式ビデオ」というものである。
それを「作品」として、位置づけるのは
自分として判断に困るところだが、
東京、神奈川を中心に、お寺、葬儀社からの問い合わせを
いただく。

そんな中、多くの写真館さんや、ビデオプロダクションさん、フリーランス カメラマンさんが
直面するのが、
映像制作の依頼主は、喪主である家族なのだが、
大抵撮影していると、親族側から大抵クレームが入ることを
話としてよく伺う。

私は、そんな経験はなく、スムースにお葬式、告別式を撮影できるのだが
撮影している様子を親族がみると
どうも、ひとこと言いたくなるんだといういう。

それは、、、
「涙ひとつ流さず、よく撮影できるな」、といことである。

だいたい、親族から、ビデオ制作の発注主である喪主に
そんな話が来るので、
日本では、結婚式ビデオは人気があっても、
真逆の「お葬式ビデオ」は、マイナーで、撮ってはいけない事象という
イメージがついて廻る。

でも、難しいテーマではあるが
カメラマンは赤の他人であるから仕方ないといえば、仕方ないのだが、、、

私の場合、喪主や親族、住職でさえ、「3度見」してしまうほど
「涙」を大量に流しているということであった。

3度見しちゃったよって、親族に毎回、指摘される。

どのくらいかというと、
撮影しているカメラの真下に、電飾の灯篭があると、涙で電飾が漏電するほどといった具合である。

自分自身、涙の量に驚くことなく
「涙」ちょっと出ていて、ファインダーが見づらいな、というった具合である。

大抵、お葬式を撮影していると、やけに親族が自分に優しく接してくれるなぁー、という経験が多い中、
やはり、「死」を撮影することは悲しいことなので、「涙」も止まらなくなる、というのが自身の信条である。

都内はもとより、様々な斎場やお寺で見かけたときは
あまり、僕に構わずそっと見守っていてくださいとしか言いようがないのです。

蛍光色が故に、目立つことに意義がある、蛍光テープとカメラのいい関係

2017-10-04 23:05:04 | ビデオ制作
秋なると思い出す〜♪

と、言わんばかりに、「秋はファション月間」であり、ショーも頻繁に行われる。

こんな私も、アメリカ ニューヨークでビデオプロダクション起業して
しばらくは、ニューヨークのフッションショーで、ランウェイの
オフィシャルカメラマンをしていたことがある。

きっかけは、NY滞在中にアパートでルームシェアをしていたのが
ショーのプロヂューサーで、「お前、カメラマンだったら、撮影の仕事してみない?」と
お誘いを受けて、担当したことがある。

しかも、当時、NYの映画やビデオプロダクションの組合の目も
気になるところで、組合に属さなければそんな仕事もできない
のが現状でしたが、ルームシェアのPの蔓に一声で、
抜擢という快挙でした。

しかも、チーフとして使命を受けたので責任重大であり、
英語も堪能ではないので、苦労も多かったのですが、
無事にお仕事をやり遂げました。

そんな中、ランウェイのモデルを撮影する時に
オフィシャルカメラをモデルに認識させる必要がある。

だって、その映像は、世界各地に配信されるのだ。
そんな配信も世界規模となれば、ナン億円というくらいの
収益があるので、責任重大である。

で、考えた挙句、
ケミカルライト(ルミライト)をレンズ前に翳す、ということを考えたが、
棒状の蛍光体を、ボキッと折って発光しているのが、約30分ほどなので
頻繁に交換する必要があり、ちょっと面倒ということで却下。

あれこれと試す中、比較的に調子が良かったのが、
3M社の蛍光テープだった。

舞台から漏れる明かりと調和して、長時間で、安定して
ピンク色を醸し出すのが好評だった。

ちょうど、写真の様にレンズフードに
幅1センチ程度の、のりしろを作りそこにテープを貼ったのが
きっかけでした。

おかげさまで、モデルさんからの評判もよく
時々、こんな小技を開発しながら撮影に挑んでいます。