本日・・・岩手県陸前高田市の高田の松原で奇跡的に一本だけ残った樹齢およそ270年の松が
手当の甲斐なく、回復の見込みがなくなり『枯死』したと発表されました
先月この目で見てきた松だっただけに地元の人々に近い悲しみを感じています
他の松よりも10メートルくらい背が高かった
近くにコンクリートの建物があった
立っていた立地が津波の流れを二分でき威力が分散した
という条件が重なり70000本の松林の中で、たった一本だけ生き残り、踏ん張ってきたけれど・・・
塩害によりまったく根が栄養を吸収できなくなったそうです
弁慶の仁王立ちにも見えたその痛々しくも凛々しい姿は私の心にもずっと残りますから・・・
江戸時代に・・・強い潮風を防ぐために一本ずつ手で植えられたそうです
『この松たちはおらたちの希望だ!!一緒にがんばるべ!!』
絵本にもなったそうです
昨日NHK『プロフェッショナル』で唐桑の牡蠣養殖業の畠山重篤さんの それでも海を信じてる から・・・
海=舞根湾(もうねわん)は生きている・・・地震の前よりも栄養を蓄えて・・・よみがえってきている
唐桑の人々はずっと海に生命をかけて生きてきた
海と共に生きてきた
これからもずっと一緒に生きていく
よかった・・・
海を恨まずに、海と一緒にいきていけるのですね
海をまっすぐに見つめて海の恵みを分かち合っていけるのですね
海のおふくろさんである森を守りながら・・・
よかった・・・
だからみんなの目に希望が輝いて見えたのですね