10年以上前に、不思議なご縁でお会いした、社会的にとても成功されたエネルギッシュな老紳士が、私の書いた本を気に入ってくれて、ときどきお話しする機会を作って下さっていたのだが、あるときからプツンとご連絡がなくなって、
「……なんか失礼なことしたんかいなー」
と、気になりながら聞かずにいたのだけど、先日久々に連絡をくださったので、お会いしに行った。
なんとご病気だったのだそうだ。
今でもちょっとお身体は不自由そうだが、お気持ちは相変わらず若々しい。
そして、お会いしてわずか5分後、
「あなたは、もっと簡単な、わかりやすい本を書きなさい。マンガでもいい。あなたなら出来るはず」
と、おっしゃるではないか。
「はい、いまやっております、頑張ります」
これは聖霊の激励か、それとも督促か。
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