初めに、この本は学びが多すぎて、うまくブログに書けない事を謝っておきます。
この本は精神科医の医師が疾患、家族、環境、援助者について訪問診療の視点から具体的に書かれています。
冒頭にも書きましたが、学びが多いため一つずつ紹介します。
【疾患】
認知症者が何度も食事を要求する行為は記憶の問題だけでなく、次にちゃんと食事が摂れるか不安な気持ちからきている
【家族】
家族という閉鎖状況では「家族単位での孤独」が起こり、世間常識から切り離された精神状態を作り出し、家族自体が病気でないのに、病気の家族に異常な対処方法しか講じられない場合がある
【環境】
家や部屋は物理的な存在を越えてもはや精神と不可分なものである。
【援助者】
人間というものはなかなか自分の行動を客観的に眺められない。
脇目を振らず懸命に取り組むことが、必ずしも『善』とはなり得ない。
我々の仕事には心の余裕が必要。その余裕を作るのが、好奇心である。
私がこの本を読んで一番良かった点は
上記の四つのファクターどこにアプローチしてもいいと考えることの大切さを学べたことです。
私も本人が訪問を拒否して訓練が提供できなくて困る場面はよくあります。
そのようや時に困ったり、恐怖を感じる自分を受け入れる。
そして、本人の環境や家族に目を向けて、本人に良い影響を与えられるように関わっていく。
視野が広がりました。
また、関わってすぐに成果が現れてうまくいくケースは少ない、
面会拒否が続き、訪問したことをメモでポストに入れることを続けて、少しずつ好転したケース。
近隣との話し合いを開催して好転したケースなど具体的な、関わりが記載してありました。
うまくいったケースは運が良いのではなく視野を広くコツコツ関わることが重要であることを学びました。
うまく書けなくてすみません。
是非、読んでみて下さい😊