京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

トウテイラン、ナツズイセン、ヒオウギ、ナデシコ、カノコユリ

2017-08-11 17:55:04 | 花めぐり2017


トウテイラン
海岸にはえる多年草、草丈20~60cmで冬季は根生葉に近い状態で越冬します。
茎葉には白毛があり、夏に藍青色の花を穂状に付けます。
日本固有種で和名の由来は、瑠璃色の花の色を中国の洞庭湖の美しい水の色にたとえたそうです。
江戸時代にはすでに園芸植物として栽培され、そのころに名付けられています。
生育地が少ないことから、環境省のレッドリストでは、絶滅危惧II類(VU)に登録されています。






夏水仙(ナツズイセン)





















ヒオウギ





カワラナデシコ






ハマカンゾウ





桔梗





ミズヒキ






カノコユリ



















フシグロセンノウ






まだホタルブクロがありました。





レンゲショウマ










ユキミバナ






夏咲きアジサイ ヨウラクタマアジサイ










カリガネソウ











キツネノカミソリ





オミナエシ





フジバカマの蕾少しずつ膨らんでいます。






まだオニユリも咲いていました。











六道まいり

2017-08-11 05:39:59 | 京都めぐり

昨日六道珍皇寺で行われている「六道まいり」に行ってきました。
八月に入ると京都の町は一気にお盆の装いになります。
13日から始まり、16日の五山の送り火に終る盂蘭盆に、各家で先祖の霊を祀る報恩供養が行われます。
また盂蘭盆前の7日から10日まで、精霊を迎える六道珍皇寺に参詣する風習があります。
これは「六道まいり」「お精霊さん迎え」とも言われています。

六道珍皇寺のあたりは、平安時代には埋葬の地であった鳥辺野の麓にあたります。
ですからここは、冥界への入口であり、お盆に冥土から帰ってくる精霊たちは必ずここを通ると信じられています。
今でも朝早くから大勢の方々が訪れ、お参りします。
これも京都の夏の風物詩のようなものです。
私が着いたのは七時です。暑さを避け早めに行きました。

六道珍皇寺入口





門をくぐると高野槙が売られています。














ホオヅキも売られています。










境内の様子











参拝の流れを記した看板が立っています。





境内参道の花屋さんで高野槇を購入し、本堂で水塔婆に戒名を書いてもらい、迎え鐘をつき、
多くの石地蔵がある境内、賽の河原で高野槇の葉で水塔婆への水回向をします。

水塔婆を書いてもらいます。





迎え鐘をつきます。
平安の昔を伝える迎え鐘の鐘楼は100年ぶりの修復工事を終えたばかりです。
昨日は最終日とあって朝はまだお参りする人が少なかったです。





ロウソクに火をつけます。










空いているうちにと私も亡き両親の霊の迎え鐘をつかせてもらいました。
この期間五条坂ではこれも毎年恒例の陶器市が開催されていますが、でも朝早かったのでまだほとんど閉まっていました。