京町屋の中京区は終了しましたが、26回目が未投稿になっていたのがわかりました。
京町屋中京区の続き、第26回です。二条通り
村上開新堂
京都を彩る建造物選定番号第4-024号
中京区
明治40年(1907)創業の洋菓子店です。
看板の文字,カーブのついたショーウィンドウなどレトロな佇まいが歴史を感じさせます。
店内には木枠のショーケース,タイル貼りの床などが当時のまま残されています。
ホームページより 御所近く歴史継ぐ洋菓子店
「村上開新堂は明治40年(1907年)に寺町二条、現在の地に初代村上清太郎によって西洋菓子舗として創業いたしました。昭和初期に建てられた洋風の建物は、表が木造漆喰の洋館、奥は和の日本建築と、当時では大変めずらしく最も贅沢な建造物でした。板ガラスのドアやカーブを描くショーウインドウ、高い天井や大理石の柱など当時のまま残されており、明治・大正の面影を色濃く残しています。また、店内に飾られた「開新堂」の書は明治の三筆の一人、日下部鳴鶴の揮毫です。」
熊谷道具處
京都を彩る建造物選定番号第5-005号
中京区寺町通二条上る常盤木町63
明治期に建てられた虫籠窓と達筆な看板を持つ店舗型の町家です。
店内は,創業当時と同様,茶道具類や古美術品が多数並べられ,地域の景観を形成しています。
お店ホームページより
「大正初期より京都市役所と御所の中間に位置する寺町二条の地で、伊万里や国焼きの器皿・置物・御茶道具・掛け軸などの中道具を主に扱っております。先代より御茶道具類や古美術品、諸道具の買い取りを始めました。平成19年に3代目熊谷友治が引き継ぎ、京都で明治期まで焼かれた粟田焼・錦光山・帯山等を扱っております。」
船はしや総本舗
同社ホームページより
「創業以来百二十年、京都の老舗として五色豆の伝統を大切にしております。京都の通りにチンチン電車が走るようになった明治時代。商店で賑わう寺町通りの夷川角に雑穀煎豆を扱うお店がございました。初代店主、辻喜之助は舟橋の煎豆商、清水三郎兵衛氏とじっこんの間柄。
店の名を「舟橋南店」と称しておりましたが、明治十八年、屋号を「船橋屋」に改名し、清水氏から伝承した五色豆の製造を開始いたしたました。明治三十八年七月に三条大橋西詰めに分家を出し、「船橋屋本店」となり、さらに昭和十二年十一月に寺町綾小路に分家を出し「船はしや総本店」と改称いたしました。その間、味や色あいに改良が重ねられた船はしや独自の五色豆は「錦豆」との登録商標で呼ばれるようになって人気を高めました。五色に美しく染められたお菓子は祭りや慶事にふさわしいとされ、とくに大正天皇御大典など国家的な行事が京都で行われた際は、多くの高位高官の人々に買い求められたという、歴史がございます。」
寺*家
小*家
加*家
三*家
一晴画廊 アートギャラリー
まつは 隠れ家カフェ
各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。
景観重要建造物
平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。
歴史的意匠建造物
歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。
歴史的風致形成建造物
平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。
京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。