てくてくの重度訪問介護を使っている利用者Aさんは、
重度の身体障害者手帳と重度の知的障害者手帳を両方持っている。
てんかん発作も毎日ある。でも、家を出て1人で暮らしている。
Aさんが自動販売機の方を見ている。道を渡って自動販売機の前で止まる。
そこには、自動販売機が二台並んでいる。
介護員Bさんは使う自動販売機を決めている。
Aさんが買うことの多い飲み物が右の販売機にあったからだ。
でも、これは介護員Bさんの思い込みではないか。
Aさんは左右の販売機を見比べてから買うか買わないかを決められる。
でも既に車椅子は右を向いて移動、財布を用意したりするBさんにさえぎられて
Aさんからは左の販売機が見られなくなってしまった。
Bさんは財布を見せてコインを出して投入、
「これを買いますね。」と確認してボタンを押す。
Bさんは買ってあげられてよかったと思う。
選択肢は、右で買う、左で買う、右で買ってから左でも買う、
左で買ってから右でも買う、やっぱり買わない等があったはずだ。
介護員の思い込みは、Aさんの選択肢をどんどん減らしていく。
てくてくの重度訪問介護は、
介護員が自らと向き合い、
自分を解放していくことから始まる
知的重労働です。
ささき
重度の身体障害者手帳と重度の知的障害者手帳を両方持っている。
てんかん発作も毎日ある。でも、家を出て1人で暮らしている。
Aさんが自動販売機の方を見ている。道を渡って自動販売機の前で止まる。
そこには、自動販売機が二台並んでいる。
介護員Bさんは使う自動販売機を決めている。
Aさんが買うことの多い飲み物が右の販売機にあったからだ。
でも、これは介護員Bさんの思い込みではないか。
Aさんは左右の販売機を見比べてから買うか買わないかを決められる。
でも既に車椅子は右を向いて移動、財布を用意したりするBさんにさえぎられて
Aさんからは左の販売機が見られなくなってしまった。
Bさんは財布を見せてコインを出して投入、
「これを買いますね。」と確認してボタンを押す。
Bさんは買ってあげられてよかったと思う。
選択肢は、右で買う、左で買う、右で買ってから左でも買う、
左で買ってから右でも買う、やっぱり買わない等があったはずだ。
介護員の思い込みは、Aさんの選択肢をどんどん減らしていく。
てくてくの重度訪問介護は、
介護員が自らと向き合い、
自分を解放していくことから始まる
知的重労働です。
ささき