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シモツキ望!ウイナメヱ(西暦2016.12.14)

2016-12-15 18:27:51 | こよみ

縄文カレンダーはじまりの日、シモツキ満月!
ヱのナメ、、いわゆる、年度のはじまりです。
本来であれば、冬至のあとに満月がわかりやすいのですが、、
月の巡りが早めに冬至を告げています。
冬至は最も夜が長い日。
そこから折り返し、少~しずつ昼が長くなってきますね♡
その表しが一温(ヲ)の再来!


写真:伊勢神宮宇治橋 伊勢志摩経済新聞より


ホツマツタヱの最初のアヤの中に
ミフユカミオキ とあります。
三歳の冬の至りの日には髪おきの儀
また、
ヰトシフユ ヲハハカマキル
メハカツキ コトハオナオス
アワウタオ ツネニオシエテ とあります。
五歳の冬の至りには、言葉の習い初め、正装での儀式です。
そして言葉をナオス、アワウタを教えてゆきます。
年度初め、、なんとまさに入学式じゃあありませんか!!!
十一月望は11月15日、、七五三の祝いとして今に承継されています。

また、西暦11月23日は新嘗祭ですが、
いつからこの日なのか、、調べてみると、
明治6年の太陽暦採用に際して新暦11月23日とされた。とな、、
さらにその前の元禄時代には、旧暦11月の卯の日だったそな、、
旧暦の11月13~24日のいずれかの日が該当する。とな、、
なんだか、時の政府の都合で決まっているんですね。
私見ですが、、
ニイナメサイってそもそも「ウイナメヱ」なのではなかったのかと、、
いや絶対そうです。きっと。。


さて、
シモツキのナカより、季節は『ミ』から『ヱ』のナメに移ります。

ヱはネのみつの
ヒトヲガミ ひのみちささげ
ネにかゑす ヒトヲふせても
あめわゆき トのカミヲシテ
ウイナメヱ
   トシユキニナスコトのアヤより

ヱのナメはネに
しものなか ヒウおまねけは
カツメカミ かぢおねにひき
ひおむかふ このウイナメは
いまののと こほしまつりて
ヲメくりに くろまめゐひの
ちからそふ
   ナメコトのアヤより



ヱの季節は、夜中のアクタ(天の川)がキタ(北)に来る季節。
メ(冷たさを為す働き)のカミの極まりの『冬至』を過ぎ、
ネ(根・固める働き・冷棒)が三本となり、
一本のヲ(温かさを為す働き)を招きます。
一本のヲが生じても、アメ(雨)はまだ固まったユキ(雪)です。
この時期に行う「ウイナメ」は、
温かさの働きの一本生じた再来を祝って、
大宇宙の中心と季節のもたらす恵みを祭り、
そして、祖先を祭る行事です。
二代アマカミ・クニサツチ時代の『コホシマツリ(九星・宇宙の中心アウワとトホカミヱヒタメの八カミ)』に由来しています。
クロマメのヰヒ(黒豆おこわ)を食し、身体に力を備えるようにします。

志摩の南張では、この季節にクロササゲという黒豆でおこわを作っていたそうです!
今は黒ささげ(豆)を作っていないそうですが、「作ろう作ろう!」とおっしゃっていました!!
伊勢志摩の風習の中に、ホツマの教えが芳しく香っているようです(*^^*)
また、現在のマクロビでも、冬至の養生として、陽の食べ物を食すとあり、
黒いもの(黒豆・黒砂糖など)を食べるのがよいと紹介されています。
縄文の叡智、恐るべしです!




『縄文カレンダー』-西暦2017版-2016.12.14~2018.1.1
-閏サツキの十三月の年-



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