マレーシアで道に迷う 

帰国しましたが思い出を書き記します。
と思いましたがだいなし日記に移動します。
長い間ありがとうございました。

こちらで初めてのカット

2011-04-21 14:04:06 | 日記
それはサンウェイピラミッドの本屋さんで、スバンジャヤの地図を買っている時でした。
地図、好きなんです。

お店の外がずい分賑やかだと思っていたら、
吹き抜けの一番下のフロアで、何やらイベントが開催されているようでした。
上のほうから覗き込んでみたら、ちょうど大勢の若い人たちが円陣を組んで手を前に伸ばし
「がんばるぞ!オー!!」っていう感じのことをやっていました。

舞台のところには「ヘアーカットは地域を救う」みたいなスローガンが大きく掲げられていて
どうやら、チャリーティーカットのイベントのようでした。
でね、「ああ、カットしたいなぁ」と思ってカットしてもらったんです。

普通の床屋さんのような鏡と椅子のセットが、30~40くらいはあったと思います。大変大がかりです。
で、私の担当になってくれたのは、長い髪を真紅に染めた、アキバにでもいるようなすごくかわいい女の子でした。
日本人で2週間前にマレーシアに来た、と言うとなぜかすごくテンションが上がって、
まわり中のお仲間に「ねぇねぇ、日本人だって!」
そしてあちこちから「オー!ジャパニーズ!」「ウェルカム トゥ マレーシア!」と声をかけられましたが、何故?

そして彼女は私にケープをかけ、髪の毛をとかします・・とかします・・とかします・・
そして指に挟んだ私の髪の毛を チョッキン 

この「1チョッキン」で全てを悟りました。
素人だ 

どうやら、あとで手渡された紙を見たら、それは美容学校の生徒募集の紙だったので、
この若い人たちはみんな美容学校の生徒さんたちなのかもしれません。

手際悪くカットが終わって、前髪はどうするか?真っ直ぐか?斜めか?とジェスチャーで聞いてくるので
「真っ直ぐ!」とジェスチャーで返すと、前髪 パッツン 

まさか、前髪がこのパッツンでお終いじゃないよね、ハサミを縦にしてシャッシャッシャって切るよね、と思いましたが
これで終わったようです。
先生を呼んで仕上がりを見てもらいます。
先生が「ほら、ここがダメよ、ここはこうするのよ」と教えながら、
ざっとカットをし直してくれたので良かったのですが、前髪は手つかずでした。

これが私のマレーシア第1回目の髪の毛のカットです。
これは、こっちがお金を払うというより、お金をもらってするようなことじゃないかとも思えるけど
まぁ、チャリティだから有効に使ってください。
そして可愛かった真紅の髪の彼女が、いい美容師さんになれますように。


そうそう、「ななめ前髪」っていうのがねぇ、実に一言言いたいんだけど、また暇なときにでも。