(写真)榮林の酸辣湯麺(スーラタンメン)

榮林の酸辣湯麺(スーラタンメン)を食べたくて
久々に赤坂に行った。
この店では、この1品だけで十分だが、
しばらくぶりに店の技を見るために“マーボ豆腐”他3品を頼んでみた。
これらの味は可もなく不可もなく特色が明確ではなかった。
中華は、神田神保町の水準が高いことがわかった。
或いは、小さな店で、テーブルの近くに調理場があるところがよい。
中途半端に大きな店は、出てきた時に冷めているとか、忘れた頃にやってくるなど
客にとって不都合なことが多い。よほど特色があれば別だが・・・・
肝心の酸辣湯麺(スーラタンメン)だが、
うまいことはうまいが、これも特色が薄れた感がある。
かつては、ものめずらしさと群を抜くうまさがあったが
酸辣湯麺(スーラタンメン)を売り物にする店が出始めており
古くなったなという味になってしまった。
老舗になるには、この味で頑張る以外はないが、
酸辣湯麺(スーラタンメン)のスタンダードになれるのだろうか?
酸っぱさと辛さ、これらを調和する具とあんかけとき卵のコンビネーションが素晴らしかったが、
肝心の酸っぱさと辛さがピンボケになってしまっていた。
店のレシピが変わったのか、私の味覚が変わったのか定かではないが
酸っぱくもなく辛くもない焦点があっていない刺激は、
刺激とならないし感動を湧き起こさない。
この一点だけで判断してはいけないが、
赤坂の夜は老けきってしまったのだろうか?
刺激に弱い人たちに焦点があっていそうだ。
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