田舎きつねがうまい 讃岐うどん「野らぼ～（Norabo-）」

神田錦町に讃岐うどんのうまい店がある。
「野らぼ～（Norabo-）」という。
この店が、神田錦町を本店に、神田北口、大手町、神保町などいまや6店舗まで拡大している。



讃岐うどんブームらしいが、安い・うまいが当たり前であり、
加ト吉の冷凍食品がこの基準を作っているのではないかと思う。
スーパーなどではとにかく安いので、1個100円を切る加ト吉冷食を超えなければ、
讃岐うどんとして評価できないと思う。
これは結構難易度が高く、職人なかせでもある。（それだけ冷食の技術が上がったともいえるが）

そんな中で、いくつかの店を食べ歩いたが、浜松町にある「金比羅（konpira）」と
神田錦町にある「野らぼ～（Norabo-）」は、好きな店だ。
うどんと具のバランスが良く、あきることのない味をしている。



「野らぼ～（Norabo-）」での私の一番ひいきは、「田舎きつねうどん」である。
どんぶりという世界の、隅々まで到達し、おおいつつんでいるほどの大きな油揚げを、
薄味辛口に仕立て上げ、その上に、チョンとのっているのはすりおろしたショウガときざみネギ。
だしは薄味で大変良し。
ショウガの苦味と、辛口に仕立てられた油揚げがだし汁と混じり、
シコシコ讃岐うどんに命を吹き込んでくる。　
そんな微妙な味覚のハーモニーを感じる。

飲む前に食べる食として「田舎きつねうどん」はピッタリであり、今週は、３日も食べてしまった。