(写真)アルカネットの花
夏場になると様々な青系の花が咲くが、「アルカネット」のブルーは深淵な感じがしてなかなかいい。
この花は、多年草として扱うといつのまにか消えてしまい失敗が多いが、二年草として扱うと翌年に花が咲きこぼれダネなどで増えない限り消えていくので納得できる。
「アルカネット」の原産地は、ヨーロッパ中部から南部・小アジアで、根からは赤色の染料が取れ口紅などに使われた。
古代の化粧の意味は美しさのためではなく、口・目・鼻などから体内に魔物が入らないようにという“魔よけ”として使われ、赤は太陽・燃えさかる炎など生命力にあふれたパワーがあるので“魔よけの色”として使われたという。
時代的には、クレオパトラの化粧品としても使われ、色白・清潔を重んじるローマの男達を“魔よけ”という意味を超えて惑わしたのだろう。
今でこそ少なくなったが渋谷辺りに出現する顔全体を黒く塗り、目・口の周りを白で塗る“やまんば”の原点はこんなところにあるのかもわからない。
渋谷には若い生命を食い物にする魔物が住んでいる。“山姥(やまんば)”という伝説を使った魔物封じの表れという感じもする。
クレオパトラに魅せられたカエサル、アントニウスとも、“魔物封じ”としての異質な美に見せられたのではなく、彼女の高い教養と国家の経営者としての才覚に魅せられたと思うので、“化粧としての美”だけを求めないで内面を磨く必要もあるのだろう。
また、原始的な生活風習が残るところでは、魔よけ的な化粧をし、生産的な労働を一切していない男達がいる。労働・生産は全て女の役割であり、女は魔よけ的な化粧をしない。こんなことをしていたら汗水たらして働けない。
戦士として命を犠牲にして部族を守る。これが化粧する男たちの役割であり、この点では戦士は部族を守るための使い捨てであるが故に生前にその代償をもらっているのだろう。と考えてしまう。
使い捨てだから化粧できる男、汗水を流して働くが故に化粧しない女、魔よけをする少女など“化粧”はその社会での生き方に関わっている。
「アルカネット」は、化粧という奥が深いけど男にとっての謎を考えさせられる植物のようだ。
わき道にそれすぎたが、「アルカネット」は、横に這い一本立ちしにくいので育ち方が美しくない。さらに、食用ハーブとしては問題がありそうなので食べない方が良い。
しかし花は美しい。このブルーには、人生の深遠な謎が秘められていそうだ。
(写真)アルカネットの葉と花
アルカネット(alkanet)
・ムラサキ科アンチューサ(和名ウシノシタグサ)属の耐寒性がある多年草又は二年草。
・学名はAnchusa officinalis Thunb.。又は、Alkanna tictoria。英名はアルカネット(alkanet)ビューグラス(bugloss)、別名アンチューサ(Anchusa)
・属名のアンチューサは“化粧・紅”、種小名のオフィシナリスは“薬効”という意味。命名者はリンネから始り、ツンベルグ(Thunberg)ゴウアン(Gouan)等。
・原産地はヨーロッパから小アジア
・草丈50~70㎝、細かい毛で全体が覆われているので高温多湿に弱い。
・乾燥気味に育てる。
・開花期は6~10月で茎の上部に花穂がつき青紫、赤紫白等の花をつける。
・樹木の下などの半日陰でも育てられる。
・根は口紅の色付けに使われる染料が取れる。
・ローマ時代にはサラダなどで食べていたようだが、最近になって肝機能障害が報告されたので食しない。
命名者
・Gouan, Antoine (1733-1821) 1762年命名
フランスの自然主義者で、リンネの分類体系の推進者
・Marschall von Bieberstein, Friedrich August (1768-1826) 1808年命名
ドイツ生まれでコカサス・クリミア半島の植物探索を行い、採取した約1万件の植物標本はロシアのコマロフ植物研究所に保管されている。
・ツンベルク:Thunberg, Carl Peter (1743-1828)
夏場になると様々な青系の花が咲くが、「アルカネット」のブルーは深淵な感じがしてなかなかいい。
この花は、多年草として扱うといつのまにか消えてしまい失敗が多いが、二年草として扱うと翌年に花が咲きこぼれダネなどで増えない限り消えていくので納得できる。
「アルカネット」の原産地は、ヨーロッパ中部から南部・小アジアで、根からは赤色の染料が取れ口紅などに使われた。
古代の化粧の意味は美しさのためではなく、口・目・鼻などから体内に魔物が入らないようにという“魔よけ”として使われ、赤は太陽・燃えさかる炎など生命力にあふれたパワーがあるので“魔よけの色”として使われたという。
時代的には、クレオパトラの化粧品としても使われ、色白・清潔を重んじるローマの男達を“魔よけ”という意味を超えて惑わしたのだろう。
今でこそ少なくなったが渋谷辺りに出現する顔全体を黒く塗り、目・口の周りを白で塗る“やまんば”の原点はこんなところにあるのかもわからない。
渋谷には若い生命を食い物にする魔物が住んでいる。“山姥(やまんば)”という伝説を使った魔物封じの表れという感じもする。
クレオパトラに魅せられたカエサル、アントニウスとも、“魔物封じ”としての異質な美に見せられたのではなく、彼女の高い教養と国家の経営者としての才覚に魅せられたと思うので、“化粧としての美”だけを求めないで内面を磨く必要もあるのだろう。
また、原始的な生活風習が残るところでは、魔よけ的な化粧をし、生産的な労働を一切していない男達がいる。労働・生産は全て女の役割であり、女は魔よけ的な化粧をしない。こんなことをしていたら汗水たらして働けない。
戦士として命を犠牲にして部族を守る。これが化粧する男たちの役割であり、この点では戦士は部族を守るための使い捨てであるが故に生前にその代償をもらっているのだろう。と考えてしまう。
使い捨てだから化粧できる男、汗水を流して働くが故に化粧しない女、魔よけをする少女など“化粧”はその社会での生き方に関わっている。
「アルカネット」は、化粧という奥が深いけど男にとっての謎を考えさせられる植物のようだ。
わき道にそれすぎたが、「アルカネット」は、横に這い一本立ちしにくいので育ち方が美しくない。さらに、食用ハーブとしては問題がありそうなので食べない方が良い。
しかし花は美しい。このブルーには、人生の深遠な謎が秘められていそうだ。
(写真)アルカネットの葉と花
アルカネット(alkanet)
・ムラサキ科アンチューサ(和名ウシノシタグサ)属の耐寒性がある多年草又は二年草。
・学名はAnchusa officinalis Thunb.。又は、Alkanna tictoria。英名はアルカネット(alkanet)ビューグラス(bugloss)、別名アンチューサ(Anchusa)
・属名のアンチューサは“化粧・紅”、種小名のオフィシナリスは“薬効”という意味。命名者はリンネから始り、ツンベルグ(Thunberg)ゴウアン(Gouan)等。
・原産地はヨーロッパから小アジア
・草丈50~70㎝、細かい毛で全体が覆われているので高温多湿に弱い。
・乾燥気味に育てる。
・開花期は6~10月で茎の上部に花穂がつき青紫、赤紫白等の花をつける。
・樹木の下などの半日陰でも育てられる。
・根は口紅の色付けに使われる染料が取れる。
・ローマ時代にはサラダなどで食べていたようだが、最近になって肝機能障害が報告されたので食しない。
命名者
・Gouan, Antoine (1733-1821) 1762年命名
フランスの自然主義者で、リンネの分類体系の推進者
・Marschall von Bieberstein, Friedrich August (1768-1826) 1808年命名
ドイツ生まれでコカサス・クリミア半島の植物探索を行い、採取した約1万件の植物標本はロシアのコマロフ植物研究所に保管されている。
・ツンベルク:Thunberg, Carl Peter (1743-1828)
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今日明日は、七夕祭りで地元デビューで飲むのに忙しくてすばやいコメントのリターンが出来ません。すみません。