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水俣病全被害者救済へ

2025年01月14日 15時59分09秒 | 一言

熊本 白川参院比例予定候補が現地調査

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(写真)チッソ水俣本部を確認する白川氏(左端)と(前列右に)野中、高岡、平岡の各氏=12日、熊本県水俣市

 日本共産党の白川よう子参院比例予定候補は12日、すべての水俣病被害者の救済に向け、実情を知ろうと熊本県水俣市内を現地調査しました。

 調査では、加害企業チッソ水俣本部や原因物質のメチル水銀を排出した「百間排水門」、患者が初めて公式確認され、被害者も多数確認されている地域などを視察し被害の広がりを確認しました。

 被害は▽劇症型にとどまらず、みためでは判断できない軽症者がいること▽妊婦には流産・死産が多数確認(民主医療機関連合の板井八重子医師らの調査)されたこと▽チッソの企業城下町であるがために患者であることさえも名乗りでることをためらう被害者がいること―などの説明を受けました。

 水俣病被害者救済を巡っては、半世紀以上たった今も1600人の原告が救済を求めて声を上げる「ノーモア・ミナマタ第2次国賠訴訟」などのたたかいが続いています。

 白川氏は、チッソが国策企業として被害を広げた国の責任も指摘し、「企業の利益を優先し、人の命や健康をないがしろにしてはならない」と強調。水俣病被害の全面解決に向け運動と世論を強める必要があるとして不知火海沿岸の健康調査の実施など「たたかいを続ける人たち(被害者・支援者)とともに力を合わせたい」と述べました。

 調査には、党熊本県委員会の松岡勝委員長、南部地区委員会の野中重男副委員長(元水俣市議)、高岡朱美、平岡朱の両水俣市議が同行しました。


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