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北陸新幹線延伸計画 「千年の愚行」

2024年12月29日 16時31分46秒 | 一言

京都仏教会 「千年の愚行」と告発

再考求め京都市長に申し入れ

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(写真)松井市長(左)に申し入れ書を手渡す宮城常務理事=27日、京都市

 京都仏教会(有馬頼底理事長)は27日、松井孝治京都市長に対し北陸新幹線の延伸計画(小浜―京都ルート)の再考を申し入れました。京都府への申し入れに続くもの。申し入れ書では、京都は豊かな水の恵みで成り立っており、計画による地下水枯渇や水位低下などの問題を指摘。「尊い自然は決して人の支配の対象ではな」いとし、計画を千年の愚行と述べています。

 宮城泰年常務理事(聖護院門跡門主)は「京都の水は生業(なりわい)のもとだが、どこからその水が出てくるのか。貴船や雲ケ畑を見ると、(水の供給をつかさどる)高龗神(たかおかみのかみ)や闇龗神と(くらおかみのかみ)いうふうな雨や水を支配する神がまつられている。源流をたどると修験道の世界では、もっと古い時代から人びとが水を与えてくれる山の神の信仰をもっていた。敬い、畏れをもっていた。それに感謝をささげていたことを考えると、言葉以上の昔からの大事なことだ。理解していただきたい」と述べました。

 松井市長は、地下水への影響などの懸念に触れ「申し入れ書を熟読、玩味したい。千年の都の歴史を踏まえ、歴史の上に生きている人びとに(懸念への)説明責任を果たすのが務めだ」と応じました。


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