ヴェルニゲローデの市庁舎を見て、いよいよハルツ狭軌鉄道の蒸気機関車の出発を見にゆきます。
知らない土地で、鉄道の良い撮影場所を探すのは難しい。踏切近くの線路側で発車時刻を待つ。
しばらくするとウニモグが来た。 車が好きなので多目的自動車であるウニモグは知っていたが、こうやって線路用の車輪をつけて保線車両として使っているのだ。 後ろのタイヤが車軸に乗って駆動している。簡単な構造だ。 この後日本でもウニモグが鉄道保線車両として使われているのをだんだん見るようになった。
話は外れるが、テレビで、ウニモグを自家用車として使っている人を見た。 特に工事などしなくて単に好きで乗っていてスーパーなどに買い物にゆく程度らしいけれど、長さは短くて取り回しは良さそうだし運転席も高いので乗っていて気持ちが良いかもしれない。
来た! と思って撮影、手が震えている、ボケている、だけどこの写真は迫力がある。
この機関車は単車で後ろに客車を繋いでいない。 石炭を乗せて整備して、これから客車を繋ぎにゆくところだった。
出発 客車を繋いで蒸気機関車がこちらにくる。
だんだん近づいてくる。 撮れるのはこの1列車だけなので、たくさん写さなければ、と思ってもフィルムカメラなのでそうはたくさん撮影できない。
ドイツの狭軌の機関車だが重量感たっぷりで近づいて来る様子は迫力がある。
さあ、近くに来た。 でもね、煙が少ない、ボディは迫力があるんだけれど写真的に迫力がない。
そこで、写真を加工。 煙を足しました。 良いでしょう? 横にWernigerodeの文字が見える信号所もあるし。
目の前に来て
通過してゆきました。 この後ブロッケン山に登るのでしょう。
ハルツ狭軌鉄道の撮影は終わり。
DBの駅に戻ると売店でハルツの客車の模型を売っていました。 おもちゃじゃありません。 かなりのレベルの模型です。
これを購入したのですが、線路幅が12mmです。 私の線路は9mm。 ベモのように車輪を叩けば9mmに改軌できると工作したら、車輪が動かずに、車軸が曲がってしまいました。 それで使い物にならなくなった時点でこの写真を撮ったので、車輪がないし後ろの台車もない。
これは以前から持っていたヴェルニゲローデの市庁舎を真似たというファーラーの模型です。 本物を見る前はこんな形かと思ったのですが、本物は桁違いに大きいし、形も違う。 雰囲気は似ているのでせめて色だけでも似せようと色を塗り直したものです。
では、次はゴスラーという街に向かって出発です。 この気動車に乗ります。
つづく