マクロ経済そして自然環境

経済的諸問題及び自然環境問題に感想、意見を書く事です。基本はどうしたら住みやすくなるかです。皆さんのご意見歓迎です。

景気政策史-2

2008-04-21 21:25:26 | 景気政策史

前回投稿で表題が三文週刊誌染みていましたので変更しようとしましたが旨く行きませんでしだ。要は小泉構造改革路線的経済安定化策が事実上機能しないと言う事を述べる訳ですが、この様な大きな表題の事は、相応しい書き手が居るとは思うのですが、投稿者の観察した範囲ではその様な論者は残念ながら見当たりません。投稿者が外郭だけでも論じようと言うのが本稿の趣旨ですが、どれだけ解りやすく論ずる事が出来るか解りませんが取り合えず論を進める事とします。18世紀のヨーロッパはナポレオン戦争を区切りとして19世紀になります。当時の先進はやはりイギリスで有り、戦時中の貨幣不喚化によりインフレに悩まされましたが、1815年に戦後を迎えます。そして所謂戦後不況と言う事になり、その当時経済学者として出たのが、イギリスのリカードでした。リカードは一般的にはスミスの後継とされ、やはり労働価値説とその資本主義の展開で経済は回転してゆく事を基本に述べました。リカードは資本主義が長期の蓄積の中でどうなるかと言うような事も考察しましたが、基本的には経済自体の均衡的発展を考えていたようです(経済学、課税の原理 1817年)。そこに於いて他方に居たのがマルサスです。マルサスはご承知のように“人口論“で人口の増大は食料の増大より早いと述べましたが、他方その経済学的著作としては,1820年に経済学原理を出します。

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