チェンマイの大学で「女子トイレ2.0」
を新設「第3の性」を持つ人のために
2014年7月1日、タイのテレビニュースが「第3の性」を持つ人向けのトイレが開設されたと報じた。
第3の性とは、タイに多い性同一障害者のことで、男性はレディーボーイ、女性はトムボーイと呼ばれている。彼らはタイにあっても、日頃からいじめなどにあい、特に学校などでは以前から問題になっていた。
今回、第2女子トイレとして、こうした学生のために新たに専用トイレを開設したのは、タイ北部チェンマイにあるランナー工科技術短期大学。同校でも以前から学生同士のいじめが問題となっていたために、今回のトイレ新設に至った。
タイには、見た目だけでは女性に見える男性や、男性的な女性も多く、それぞれが暗黙の了解の上に暮らしている。しかし、差別的な視線や言動がないわけではなく、日頃から陰口やいじめといった問題を含んでいる。
それでも、他国と比べて虐げられていないように見えるのは、タイ人は、異質なものであっても、実害がない限り認めるという寛容なところが大きな原因と思われる。
蛇足はあるが、タイには、以下9つの性があると言われている。
1:普通の男性
2:普通の女性
3:男性好きな男性
4:女性好きな女性
5:女性好きな性同一障害の男性
6:男性好きな性同一障害の女性
7:男性好きな性同一障害の男性
8:女性好きな性同一障害の女性
9:何でもオーケー
混沌としたタイの性事情であるが、一人の女性や男性をめぐって、レディーボーイとトムボーイが争奪するということや同性同士の事実婚は珍しいことではない。そして、それぞれに社会的な暮らしを営んでいるのも、タイの寛容さがなせる業だろう。
以上Global News Asiaより
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