NIDA世論調査、4割が「前首相はタイに戻らない」と回答
タイ国立開発行政大学院大学(NIDA)が7月20日に発表した世論調査結果によれば、「インラック前首相は出国したまま8月10日までにタイに戻らない」とする回答が全体の41%にのぼった。
一方、約39%が「約束通りに帰国する」と回答した。
同調査は、18-19日にかけて全国の1247人を対象に実施された。インラック氏を含む前閣僚などは言動が制限されており、出国には国家平和秩序評議会(NCPO)の許可が必要。
また、実兄のタクシン元首相が7月26日の65歳の誕生日を祝ってパリでパーティーを催すと報じられる中、インラック氏が出国許可を申請し、これが認められたが、その直後に国家汚職制圧委員会(NACC)がコメ質入れ制度の不正蔓延に絡んで同氏を職務怠慢で訴追することを決定した。
このため、インラック氏が訴追を免れるべく出国したままタイに戻らないとの見方が出ることになった。同氏は23日午前1時に欧州に向けて出国し、8月10日までに帰国することになっている。
世論調査では、NCPOが出国を許可したことについて、「インラック氏は旅行する権利があり、NCPOにこれまで協力的だったため賛成」との回答が全体の約52%を占めた。一方、「タクシン元首相のように国外逃亡する恐れがあるため反対」との回答は約40%だった。
県知事が宣言「チェンマイは政治対立なし」
北部チェンマイ県のスリヤ知事は7月20日、「チェンマイはもはやどんな色にも染まっていない」と述べて、同県内から政治対立が一掃されたと宣言した。
タクシン派が赤色、反タクシン派が黄色をシンボルカラーとしていたことから、「色がない」は「デモなど政治的な動きがない」との意味。
同知事は、「チェンマイにはもはや色はない。赤も黄も存在しない。
あるのは緑だけ。緑といっても自然界の緑であり、軍(戦闘服)の緑ではない」としている。チェンマイはタクシン元首相の出身地であり、タクシン支持団体「反独裁民主戦線(UDD)」が幅をきかせていたところ。
このため、「チェンマイ平定」は大きな意味を持つ。
だが、関係筋によれば、「チェンマイのタクシン支持者たちがおとなしくしているのは、巻き返しのタイミングをうかがっているだけ」とも考えられるとのことだ。
以上 バンコク週報 より
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