民主党幹部が暴露、「黒装束の戦闘員が首謀者名と
引き換えに現金要求
2010年にタクシン派が当時の反タクシン派・民主党政権に退陣を迫って展開した大規模反政府デモで黒装束の武装集団が治安部隊などに戦闘用武器で攻撃を仕掛け兵士らを死傷させたとされる問題で、民主党幹部のタウォン前下院議員はこのほど、黒装束の戦闘員4人から「戦闘員が誰の指示で動いていたかを現金と交換に明かす」と持ちかけられたことがあると明らかにした。
これら4人は、黒装束で治安部隊を攻撃した疑いで先に逮捕された5人とは別人物という。
しかし、要求額が1人当たり500万バーツと高額だったため、タウォン氏は話に乗らなかったとのことだ。
4人の話では、黒装束の戦闘員は、カンボジアで武器の扱い方などの訓練を受けた者で、「任務遂行の報酬は1人当たり100万バーツ」と約束されていたものの、実際に受け取ったのは1人当たり10万バーツにすぎなかったという。
デモ隊側から自動小銃などで治安部隊に攻撃を行ったとされる黒装束の戦闘員については、タクシン派がその存在を全面的に否定。タクシン派のインラック前政権が事実関係の解明に動き出すこともなかった。
また、関係筋によれば、タイ版FBIの法務省特別捜査局(DSI)が2010年の大規模反政府デモの終結後、黒装束の戦闘員について捜査を開始したものの、翌11年8月のインラック政権誕生に伴う政治的圧力で捜査は事実上打ち切りとなったとのことだ。
なお、警察が「黒装束戦闘員」の容疑者5人の逮捕を発表した先の記者会見について、人権団体からは容疑者4人を黒装束で同席させたことに対し、「犯人かどうかは裁判所が決めることなのに警察は容疑者を犯人扱いしている」といった批判が出ている。
バンコク週報より
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