庭の雑草を抜いたときに発見した、ヤブカラシに住んでいたセスジちゃん。
そのうち一匹が来た当初から様子がおかしい感じでした。
フンをなかなか出せないことから「便秘ちゃん」などと
もうちょっと何とかならないの、という名前で呼んでいました。
先日、ついに寄生蜂の繭が体にくっついていたため
成虫にはなれないだろうな、とは分かっていました。
しかしその繭ができる少し前あたりから、飲まず食わずで4日間。
どんどんしぼんでくるしふにゃふにゃになるし、時間の問題かなと。
たまに霧吹きで水をかけると
こんな風に水を飲んだりしていました。
一番大きいのが便秘ちゃん。
他の2匹ももれなくキセイサレーズで、やっぱり今の時点で5日ほど何も食べていません。動きもしません。
そして昨晩。突然便秘ちゃんが爆走を始めました。
どこにそんな体力が残っていたんだ、というくらい。
この後どうなるのか興味もあり、土の上におくと
体を「∩」のような姿にまげ、頭を小石に突っ込んで
一生懸命潜ろうとしています。
どう頑張っても多分そこは無理、という場所だったため、
もうちょっとやわらかい部分に移動させてみますと
今朝の姿。
に蛹室をつくる真似事のようなことを始めました。
ただ糸も出せてないし(出てるのかもしれないけど見えない)
小石を抱きかかえてうにうにしているだけでした。
これが私が出勤前の最期の姿。大きな柿の葉っぱをかぶせて出かけます。
以前、やっぱりコスズメをうちに持ってきて寄生蜂がでたとき、
3日ずっと動かなかった後に大脱走を図っていました。
なんかそういうのあるのかな。蜂の毒で麻痺させて動けなくさせておく、みたいのが。
その麻酔の効き目が切れたころ、本能で「蛹にならなきゃ」と旅に出るのでしょうか。
本来なら寄生蜂の繭もしょったままなわけで、同時にこいつの羽化も近いってことなのか?
自分が帰宅して葉っぱをどかすと、もうそこには力尽きて横たわった便秘ちゃんの姿。
ややつぶれたような形になっていました。
明日デッカチャンの蛹の殻と一緒に埋めてあげよう。
色々見せてくれてありがとうねー
他の2匹のキセイサレーズはどうなるんだろう。
小さいので蛹になるとは考えられないので、この場所で終わるのか
やっぱり大爆走を始めるのか。
気になります。