天津ドーナツ

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手段としてのスピーチコンテスト

2011-10-21 03:18:38 | 顧問・アドバイザーから
スピーチコンテストは、手段です。目的ではありません。
ですので、単にコンテストを実施すればいいというものではありませんし、
ましてや、スタッフだけが楽しければいいというコンテストなど、やらないほうがいいとさえ思います。

それでは、ドーナツがスピーチコンテストを行う目的は何でしょうか。

1.日本語の技能の習得(発音・語彙や文法の正確さ・流暢さなど)
2.コミュニケーション能力の養成
3.自分の歩いてきた道を振り返り、現在位置を確認し、将来に思いをはせる時間を確保する
4.チーム(組織)で仕事をする経験をする
5.外部の人に評価をされる仕事の仕方を肌で感じる
6.準備(過程)の大切さを体で覚える
7.会場校となった学校の学生が、自分の学校を誇りに思うきっかけとなる
8.各大学の大学生同士・教員同士・天津市の日本人社会がつながる下地を作る
9.子供のときにやっていた五感を使って学ぶ感覚を思い出す

少なくともこれだけの目的があります。
コンテストが成功したかどうかは、これらの目的にどのぐらい近づけたかということで図ります。
誰が優勝したのか、ということではありません。

コンテスト終了後、どのような人たちとどのようなつながりができていくのか、
これが、今回のコンテストの成功の基準です。

スタッフも選手も、会場に来てくれた人の一人ひとりに感謝しましょう。