これまで30年以上使い続けてきたプリメインアンプ「サンスイAU-D707F」が経年劣化により、フォノ切り替えの端子が接触不良になり、うまくステレオ再生ができなくなってしまった。
さて、次は何を使うか。迷いました。AB級アンプか、A級アンプか、はたまた管球式にするか。
スピーカーをJBL143Mk2に交換して高域が伸びるようになり、RCAケーブルをAV用ケーブルを流用したので、30年経ったアンプでも音像がクリアになり、現代オーディオでいう「透明感」が増した装置になっていました。不満はありませんでした。端子の接触不良を除けば。
オーディオ・ショップで時々、聴かせてもらったアンプの音より、自宅の音が自分には一番しっくりきていた訳ですから、アンプ交換は悩みました。
どこで迷ったか。当然、アンプをショップで試聴しても、自宅でうまくなるとは限らないことは皆さん承知のこと。故に、メーカーの、アンプの「音」が、自分の好みと合うかどうかが問題となりました。ネットで、ラックスマンやアキュフェーズの比較記事を検索しむさぼり読みました。
結論を引き出す下地は20数年前に遡ります。「ALPINE/LUXMAN LV-107U」というアンプがありました。いわゆる管球式アンプの風貌ではないのに管球式アンプであるそのアンプに気を惹かれた頃がありました。アナログ・ディスクの魅力を引き出すとともに、CDにも対応するアンプというふれ込み。
今回は購入予算も考慮し、「SQ-38u」としました。入れ替えた時は、やや高域が抑えられていることに違和感がありましたが、音量を上げていっても耳触りがありません。しかし、以前言われたようなナローレンジという程でもありません。先週は、最近購入したレコード聴きまくり週間となりました。
今回の購入検討でA級アンプも視野に入れていましたので、次回はこの線で検討することになるでしょう。そのためには、今しばらく、せっせと働くこととします。
では、皆さん、良い「音」しを!