徳永隆之作品展の会期には
3度の週末があり、毎週末
Takayukiは
ギャラリーに滞在しております。
今回のブログでは
最初の日曜日の出来事を記します。
*
まずは、会場の紹介から。
個展会場の名は【古民家ギャラリーら・しい】
築180年といわれる趣のある建物です。
【ら・しい】については
フランス語風に La shie
そして
「この古民家はギャラリーらしい」という意味も。
ギャラリーのオーナーは
長年コマーシャルフォト、ビデオ制作に携わってこられた方ゆえ
写真の展示を中心に運営されています。
ギャラリーを訪れる皆さんも
写真関係の方が多く
常にギャラリーの片隅では
ゆったり・・・まったりと・・・
関西弁で写真談義が繰り広げられる環境です。
3月24日はオープン早々に
写真の研究活動を共にする知人や
奈良で活動する写真家ご夫妻がお越しになりました。
上の写真はTakayukiを撮影しようと思ったわけではなく
手前の赤いショールのご婦人が
とても素敵だったので背後から撮影させていただきました。
*
今回の「現実の向こうへ」の展覧会では
過去に幾度も発表してきた
Amusement Parksシリーズを
完成形の状態で展示できた事が最大の見どころです。
この日の正午頃に
完成形の実現に協力いただいた会社の皆さまが
来てくださいました。
実は・・・
この特殊な加工の説明に
あやふやな部分があったので
この機会を逃してはいけないと
筆記用具を持ち出し
その工程と加工の名称を確認させてもらいました。
これで一安心。
技法名は昇華熱転写印刷
透過性のあるインク、ポリエステルの樹脂層、ヘアライン
・・・という言葉を使って
説明をできるようになりました。
*
夕刻には
徳永写真美術研究所の研究員がやってきました。
この研究員には
これまでに21本の研究員日記を執筆してもらっています。
今回は徳永隆之作品展の取材です。
記事を執筆するために
作品はもちろん
展示資料も丁寧に鑑賞中の研究員。
開廊時間を過ぎてから
記事の中で恒例となっている
作家のポートレイト撮影をおこないました。
あれこれと撮影指示を出す研究員。
撮られる立場となり固まるTakayuki。
職業柄、撮影結果を細かくチェックし、ダメ出しするTakayuki。
「では、最後のカットを撮りますね!」と合図する研究員。
何パターンもの撮影をおこないましたが
採用する写真はどれになるのでしょうか。
その選択が楽しみです。
後日、取材記事が
研究員日記ブログに掲載されると思います。
お時間がありましたら
本記事とあわせて是非、ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/tokunaga-photo/
*
最後に、ひとつエピソードを・・・
この日、地図の専門家が
ギャラリーを訪れてくださいました。
The World Map of the Japaneseシリーズについて
これだけの資料が揃っているのなら
ぜひとも論文を書いて発表してはどうかと提案されました。
資料をまとめた私も
論文として発表してもらいたいですが
言語での発表はハードルが高そうです。
いつの日か。
<展覧会情報>
徳永隆之作品展
「現実の向こうへ」
3月21日(木)-4月7日(日)
水曜日は休廊
10:00-17:00
会場:古民家ギャラリーら・しい
奈良県葛城市當麻1236
作家在廊日
3月30日(土)、31日(日)、4月6日(土)、7日(日)
ギャラリー横の當麻寺の桜情報が
下記サイトで確認できます。
http://www.kintetsu.co.jp/flower/index.html
現在(27日)、咲きはじめとの事。
當麻寺は
白鳳時代から伝わる大寺院で
国宝や重要文化財を多く所蔵しています。
塔頭の護念院では
樹齢300年を越えるしだれ桜があるそうです!
今週、来週末は
お花見を兼ねて奈良・當麻へお越しいただけると良いと思います。
記:徳永好恵
現在、徳永写真美術研究所の春・夏講座、受講受付中です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・