tokyoonsen(件の映画と日々のこと)

主に映画鑑賞の記録を書いています。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』

2013-07-17 20:00:42 | 映画-わ行
 面白かった。スカっとした。最近ヒーローものも、アクションものも、ちょっと暗いのが多いけど、全然そんなことなし。

 カーアクションは、いつ見ても凄い。ほんとに??まじで?ギア・チェンジ、バン!バン!ってめっちゃ速い!!あ、車が飛んだ!人間も180キロ位のスピードの車から、180キロ位のスピードの車に飛び移ってる!!轢きそうで轢かない!!!あっ戦車が!戦車すごい!!!戦車!すごい!!!!!でももっとこっちすごい事に!

 という合間に、人間対人間の格闘シーンも、凄い。

 ギアの音と、エンジンの音、そして拳の音が耳の中でがなる。
 IMAXで観て良かったです。私は(ケチって)「普通でいい」と言っていたんだけど、旦那の熱意のIMAX。本当に良かったと思う。ありがとう、旦那。

 ストーリーは、これまで(第1作から第5作まで)何となく足元おぼつかない感じがしていたのが、集大成。ここへ来てようやく一つにまとまった感じが。主題が決まって見やすい。登場人物青少年限定の映画だったのが、これからは幅広い年齢層へ広がる大きな土台が見えてきた!ということは、先が見える。光が見えます。
 そして今回はアメリカ合衆国の国家権力をバックにする。もうやりたい放題、怖いものなし。街の走り屋から、集団強盗、追われる犯罪者、そしてとうとう、国家権力。スケールががくんと大きくなった。敵も大きくなってるけどね。
 けれども登場人物たちの類まれなる才能と、類まれなる純朴さは、どこまでも裸一貫の拳と、車一台のアクロバットに集約される。

 ご都合主義も、どうでもいい。笑いとばせます。めっちゃいい笑顔で親指を立ててウィンクするほど。

 あと、最初から最後まで、ビン・ディーゼル演じるドミニク・トレットがガレッジセールのゴリにしか見えませんでした。

 
 ジャスティン・リン監督、2013年、アメリカ。