せっかくの休みなので、お出かけしようかと思ったが、猛暑かつコロナ第7波。
エアコンのきいた室内で、自家用車でいけて、空いている所を探した。
それで見つけたのが、茨城県立陶芸美術館:井上雅之展。
この陶芸作家は存じ上げなかった(というか誰一人として知らない)。
笠間までは車で1時間くらい。
無機質な建物外観。
やはり空いていた(失礼)。
会場だけでなく、公園も人が少なく、暑さのせいだろう。
この作家は多摩美術大学工芸学科の先生で今年度で退官されるそうだ。
大きな陶器で圧倒される。
陶器と言えば、ふつうは手のひらにのせたり、せいぜい花瓶や壺だろう。
これは↓人の背丈以上もある。
このカップはガリバー旅行記にでてきそう。
よく見ると、細かく分解できるようで、それぞれのパーツの留め金が見える。
会場での組み立ての様子がモニターでみられる。7,8人で組み立てている。
階段を下ると、赤と白の傾いた竿?
粘土は焼くと収縮するので、パーツをとめるのも難しいと思う。
このような巨大なアートは驚きとともに見られる。
驚きは一種の感動である。アートのひとつのスタイル。
どんな先生かと思えば、制作風景のDVDが流れていて、けっこう楽しそうに説明していた。
自分でも、こんな大きな物体をつくってみたいものだ。根気がいるだろうね。
根気を楽しめるのがプロでしょう。
作品名はすべてアルファベットと番号だけ。
自由に見てほしいという。
自由に不慣れな自分の心が戸惑っている。
ではまた、ぶらり。
(この展示会は2022年8月28日まで)