茨城県西部の常総市(旧岩井市)に自然博物館がある。
見上げるような恐竜の骨格標本などあって、小学生に大人気。
どこでも博物館は小学校の課外学習を支えていると思うが、茨城県の小学生もかならずここを訪れる。
コロナで行事がつぶれても、再開したここの博物館は受け入れてくれる。
駐車場にバスが2校10台ほど停まっていた。
ありがたい存在だと思う。
久しぶりに来たのはブナ展に興味があったので。
ブナは温帯を代表する樹木。
ヨーロッパにはヨーロッパブナ、アメリカにはアメリカブナ、日本にはブナとイヌブナ。
茨城県の筑波山にも山頂付近にブナがあるが、最近の温暖化で衰退してきたという。
筑波山のブナの場所を一本一本すべてしらべて、位置を地図上にマークした調査が紹介されていた。
ちょっとクレージーな感じだが、ここまですると圧巻。
正直、感動しました。
ところで、全国に2県だけブナがないという。
亜熱帯の沖縄県。鹿児島県が南限。北限は北海道の南部。
北海道のブナの葉の大きさ(九州の地図のとなり)は,鹿児島の3倍くらいある。
そしてブナのない県もう一つは、お隣の千葉県。
千葉には標高の高い山がないので分布していないのだって。
そこで、千葉の最高峰を調べてみた。
愛宕山。どこにでもある名前。標高408.2m。筑波山は877mだから半分以下だ。
当然ブナはないだろう。
ただし、この愛宕山に登るのは難関だという。
それは、航空自衛隊峯岡山分屯基地の中にあって、申請して許可を得なければ入れないし、許可日も限られているそうだ。
ネット上に登頂記がいくつも出ている。
いつかチャレンジ?してみよう。
ではまた、ぶらり。