サクラの季節に秋の話題で恐縮ですが、
この写真は常磐線の中距離電車のボディーに貼ってあったものです。
笠間の栗!
笠間は笠間焼や笠間稲荷が有名は茨城県の中央にある市。
ただし笠間駅は常磐線にはなく、水戸の手前の友部駅と東北本線の小山駅を結ぶ水戸線上にある(今では友部は笠間市になっているが)。
JR電車にでかでかと広告をのせているので調べてみると、
茨城県は栗の生産が日本一だという。
農林水産省の統計によると、2018年
全国で16,500tの栗が生産され、茨城はダントツ1位。
順位 | 都道府県 | 収穫量 | 割合 |
1位 | 茨城県 | 4,400t | 26.70% |
2位 | 熊本県 | 2,570t | 15.60% |
3位 | 愛媛県 | 869t | 5.30% |
4位 | 岐阜県 | 665t | 4.00% |
5位 | 埼玉県 | 662t | 4.00% |
6位 | 長野県 | 595t | 3.60% |
7位 | 栃木県 | 548t | 3.30% |
8位 | 宮崎県 | 501t | 3.00% |
9位 | 山口県 | 474t | 2.90% |
10位 | 神奈川県 | 379t | 2.30% |
たしかに、あちらこちらに栗畑があって、梅雨頃には白い尾状花序(雄花)をのばし、独特のいやな匂いが漂う。
秋にはスーパーや八百屋に栗が並ぶ。
栗を使ったお菓子も多い。
でも、そこそこの値段がする。県民がこぞって食べるようにも聞かない。
笠間周辺に秋に行くと、「利平栗」の宣伝のぼりが出ている。
利平栗は日本の栗に天津甘栗を掛け合わせたものだそうで、岐阜県の土田健吉さんが昭和15年に作ったとwikipediaにはある。
茨城産じゃなかった。
九里よりうまい十三里のサツマイモも実は茨城が全国2位の生産量(鹿児島が1位)
九里を制して、サツマイモは2位なので十二里とすると、芋と栗あわせて茨城県は二十一里でありました。
ではまた、ぶらり。