うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

酒島の霊泉:ひたち野うしく駅の昔話

2020-04-25 06:00:00 | 散歩

常磐線ひたち野うしく駅の駅舎

(コロナ騒ぎで最近、電車に乗らないので、駅にも近づかないですが・・)

東口の降りた階段の付近に百姓姿の銅像がある。

その足もとにある石(庭石のような石)には銘板が入っている。

 

「八兵衛さんの広場」とある。

駅舎の周りに4つの広場があり,全部まわるとこの辺りの昔話「酒島の霊泉」の全場面が完結するという。

簡単にストーリーを要約する(詳しくは、銘板を読んでいただければ)

 

働き者の八兵衛は下根地区に住んでいたそうな(この駅のある当たりです)。

小野川沿いの田んぼの中の小島に泉があって村人は喉を潤していたそうな。

(駅から1kmほど東京よりの川)

 

二番目の広場は,西友の方に行き,跨線橋の階段の下にある。

「うねりの広場」

 

ある嵐の時に小野川が荒れ狂い,上流から御神輿が流れてきたそうな。

それを八兵衛さんが必死になって小島に引き上げたそうな。

 

この跨線橋を渡って降りたところが三番目の広場

「神輿の広場」

 

八兵衛さんは御神輿をたてまつって祠を建ててお詣りを続けたそうな。

泉の水を病気のおじいさんにあげたら元気になって,評判になったそうな。

翌年,豊作祈願に村人が集まると,泉から酒がわいたそうな。

 

そして,駅の西口の階段の下が第4の広場

「泉の広場」

 

うわさを聞きつけ,ガラの悪い者が泉に集まってきたそうな。

せっかくの雰囲気が悪くなって?人も少なくなったそうな。

悪者がいなくなって,泉に行くと水に戻っていたそうな。

八兵衛さんが困って坊さんに相談すると,再び酒が湧き出したそうな。

そして下根地区に元の賑わいが戻ったそうな。という話。

 

民話というものはたいてい他愛のないお話が多いが,それほど教訓的なお話ではなく悪くはない。

が、語り継ぐほどでもない。

今の世でも酒のわく泉があったら,賑やかになるでしょうし,悪者もあつまることでしょう。

泉は酒よりおいしい水がわくのが一番いいと思う。

 

ところで,銘板の入ったこの石は何という石でしょうね。

変成岩?

 

ではまた,ぶらり。

 

 

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常磐線ひたち野うしく駅:4つの広場

2020-04-18 06:00:00 | 鉄道

常磐線、ひたち野うしく駅。

線路上の駅なので,改札口を出て階段を降りる。

銅像がある。

東口(牛久大仏側)に1体,西口(筑波山側)に3体。

東口のこの人はクワをもっている。

お百姓さんである。名は八兵衛。

優しい顔だち。

 

一方、西側のこの人達は酒を酌み交わしている。

お名前はわからない。

働き者の八兵衛さんとは違うようだ。

 

昔からこの人たちは誰だろうな,と思っていたが,近くの石に銘板があった。

昔話をモチーフにして作ったそうだ。この話は近いうちに紹介したい。

 

土浦寄りのホームのはずれの上には、屋根のある跨線橋がある。

その階段の下,やはり東と西にモニュメントがある。(銅像ではない)

それぞれカラーがあって,緑,黄,赤,青。

 

お休み処

 

駅舎は単なる機能的な美だけでなく,遊びごころが大事だ。

無駄なものは、こころのゆとり、思い出の糧。

さすが関東の駅100選に選ばれただけある駅だ。

 

ではまた,ぶらり。

 

 

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常磐線とサクラの公園

2020-04-08 06:00:00 | 散歩

夕方、散歩で常磐線の跨線橋を渡っていると、上野か品川行きの普通電車が通過。

ここは茨城県は常磐線ひたち野うしく駅の東京より。

しばらく見ていると、下りの電車が来た。15両編成の普通電車だ。

常磐線の中長距離普通電車は青いライン。

4番線に入ったので特急の通過一時待ちのはず。

でも、遮断機の警報がとまって人が渡っている。

ちょっと時間があるようだ。

待っていると、特急ひたち17号が通過した。

 

左手に見えるサクラの公園がきれいだ。

そろそろツツジも咲いてきた。

春らしい季節がやってきた。

 

緊急事態宣言が発せられた。

コロナウイルスの感染が広がっている東京へ向かう電車には

しばらく乗らない方がいい。

 

ではまた、ぶらり。

 

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ひたち野さくら公園

2020-04-04 20:00:00 | 散歩

茨城県南部、牛久市にある、ひたち野さくら公園。

コロナウイルスのため外出自粛の週末だが、もともと近所の人しかしらないサクラ並木。

毎年人が少ない。平日昼すぎ、2組のグループがシート広げてお弁当を食べていた。

 

先日の強風後でもほとんど散らずに咲き誇っている。

今年は、学校休みがつづいて暇を持て余したような小学生がサッカーなどして集まっている。

なぜか上野公園のように人の混み合うところでサクラを見たがる習慣があるが、

コロナウイルスの感染者との接触とは無縁と思われるこんな公園もある。

 

友人や同僚とお酒を飲んで弁当を食べて観覧するのを否定するつもりはないが、

サクラを鑑賞するなら静かに眺めるのはいいものだ。

さくらの花には香りがあのを知らない人がいる。

例年、上野公園や井の頭公園は酒の香りが漂う。

北海道ではジンギスカンの匂いと煙が立ちこめていた。

 

この公園の並木はソメイヨシノ

 

公園の入り口の街路樹はオオシマザクラ。色が淡く、葉っぱも少し出ている。

 

人に教えたくない名所というわけではない。教えても来ないだろう。

それより、みんな自分の家の周りにも、きっと人知れずサクラはあることと思う。

そちらを愛でてほしい。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

 

 

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