茨城県つくば市の中心部に洞峰公園(どうほうこうえん)がある。
緑豊かな公園で、テニス、サッカー、野球、体育館、50m室内プール、ジョギングコール、子供の遊具などがあり、家族で楽しめる。
つくばの研究学園都市ができた当時からあるのでもう50年以上市民に親しまれてきた。
つくば地区の開発は国家事業だったため、公園も国設でつくられて、その後、茨城県が管理していた。
週末など多くの市民が集い、汗を流している。
樹木も大きく、緑豊かで気持ちの良い公園である。
カフェレストランもあって、
散歩するだけでも半日は楽しめる。
真ん中に池があり、冬にはカモなどが飛来する。
芝生にシートを敷いて家族連れが集っているのを見ると、セントラルパークのよう。外国人家族に人気のあることも納得できる。
この公園の施設も老朽化がはじまり、緑地の維持管理費も莫大にかかるため、県は民間業者に一部を貸し出して、グランピングなどで収益を上げようとした。
茨城県知事はドワンゴの副社長などの経歴がある。発想が大胆だ。
それにつくば市が反発し、市民運動の応援団もいて、結局、県知事はそんなに文句言うなら自分でやれと、無償で市に譲渡された。
さて、めでたしめでたし。しかし市の財政はもっと苦しい。
これからどのように管理されるのだろう。
にぎわっているといっても東京都内の大きな公園にくらべれば1割も人はいない。
そこがいいところなのだが、この良質な環境はどうやって維持されるのだろう。
ではまた、ぶらり。