ひたち野牛久の新しい住宅地のはずれに市指定の文化財(工芸品)である石造の青面金剛像が並んでいる
庚申信仰で60年ごとの庚申の年に造立されるそうだ。
庚申信仰は奇妙な信仰で、60日ごとの庚申の日の夜、人の体内にいるという三し虫(さんしちゅう)が体外に抜け出し、天帝にその人の罪過を報告するのを防ぐため、人々は庚申講を結んで、世通り酒宴をしたりして眠らず通夜をしたそうだ。
村人の団結や親睦の会のようだ。
民間信仰の典型的なかたちにおもう。
さんし虫なるものがあなたの体にも、わたしの体にも潜んでいて、60日ごとに日ごろの悪行を神様に告げに行く。
それを阻止するために皆集まって酒を飲んだりして眠らないようにして朝日を迎える。
本当に信じられていたのかは別として、なんとも素敵なはなしです。
寛保3年(1743)年の造立のが文化財というが、たくさん並んでいるのでどれなのかわかりません。
ではまた、ぶらり。
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