ときぶーの時間

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県外避難者。

2012-09-12 08:52:25 | 日記
NO-232
昨日は、病院を退院したばかりの先輩のリハビリに一日付き合った。原因不明で医者も手の付けようがない状態が続き、3ヶ月で30kgも体重を落とし寝たきりの状態であったから、足取りはまだふらついているけれど手術後の経過もよく退院して本当に良かったと思っている。

その付き合いから帰って来て、何気なく10日にもらった福島県内外の避難者数の表が目に入った。一度は目を通して見たものの改めて見た。沖縄・九州地方に111人。四国・中国地方に76人。近畿に103人。

これだけ遠い所に避難した人は、もう富岡町には戻らないのではないか?とふと思った。15,613人の人口の富岡町の約30%近くの4674人が県外避難者である。


国道288号線からさんろく線に入り、大熊町との境界付近の富岡町の入口。

この数字はひところよりも減っている。これは県内に戻った人がいると言う事だ。「県外に避難しているとどうしても町の情報が入って来ない。だから福島に戻って来た」と言った避難者を僕は何人も知っている。


町のいたるところでこんな補修されていない道路がある。

県外避難者も県内避難者も国の政策に翻弄されているのは同じで、国策で進めてきた原発の事故責任を国はしっかりと取るべきだ。賠償金を減らすことばかりしているようにしか思えない。

今までは被曝線量年間1ミリシーベルト以下が基準となっていたはずなのに、20ミリシーベルトまで引き上げてこの数値までは町に帰れると帰還を推し進めているが、住民はモルモットではない。


砂利を敷き詰めてあるが片側一車線の道路。富岡町にはあちこちにこんな道路があります。

累計線量計を首からぶら下げて生活する子供たちの辛さを本当に分かっているのだろうか?野球やサッカーが好きなのに外で遊べない辛さを分かっているのだろうか?

若いお母さんたちが我が子の行く末を心配している姿を想像してみて下さい。これは笑い事ではない!どうしようもない不安を抱えて生活する人たちの苦しみを国は理解して欲しい。







コメント (1)
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