NO862
みなさん、ご無沙汰いたしました。
12、13、14日と3日間、富岡に行っていましたがパソコンを忘れて行ってしまい更新できなくてすみません。
松ちゃんとは連日会う事が出来、仕事の事で色々と了承して頂くこともあったので、年末から長引いていた問題も少しクリア出来た感じです。
牧場で餌やりを終え一服する松ちゃん。
今回は自分の家の問題を一つ解決出来た。
ずっと後回しにして来たことなので、今、少し反省しています。
今回、帰省してがっかりしたことは「家は壊さねぇ~、帰るつもりだ!」と言っていた知人の家が解体することになっていた事。
僕の近所の家にも貼られていて何とも言えませんでした。
除染作業中の幟と解体中の幟があちこちでなびき、重機で壊されていく家々を見てさすがにショックでした。
友人・知人が長年住み慣れた家が壊されていく様を見て、僕も家族に帰還を反対されて来た経緯があるので自分のことのように感じ、例えようのない寂しさを痛切に感じました。
車を走らせるとあちこちで家が解体されている。
どうにもならない事だけど本当に辛かった。
明日は我が身ではないですけど、このことは胸を締め付けられる思いでした。
松ちゃんは2日間、仲間の畜主さんの所へ自分の餌を運んでいた。
この日は3個のロールを運んだ。
見えないところで仲間のために仕事をする松ちゃんでした。
道路を塞ぎ餌を下ろす松ちゃんを、その都度、除染作業車の運転手のみんなが「しょうがねぇか」って感じで、その作業が終わるまで待っていてくれた。
運転手のみなさん、足止めしてしまいましたが、ご協力頂きありがとうございました。
牧場はどうなっていたかというと、前回と同じままだった。
「何で柵はあのままなの」と聞いたら「もう少し乾くまでと待ってたら除染が始まっちまったんだ」と。
農道の左右でこれだけ違う。
田んぼの除染の後、新しい土を入れるのですがその土が手に入らなくて、遅れに遅れていたがその土も準備が出来たようです。
あちこちで除染作業をしていました。
上の写真の右側は、こんな感じです。
帰還しない人が多いのに、この除染は何のための除染なの?と壊されていく家々を見て思った。
僕はまだ除染の同意書に判子を押していない。
このまま除染しないという選択肢もあるのだけど、昨日、環境省から除染を委託された業者から電話が入った。
「家は除染しないでも解体処分することが出来ますが、敷地は何でかんで除染しないとダメなんです。貴方が除染しないことにより隣の家の方が帰還する時に迷惑を受ける」と説明されチーン。
かみさんと県道288号線を通り船引に向かう時、大熊町の住宅地でイノシシ?と遭遇。
「餌を求めて彷徨ってるの」と聞かれ「多分、そうだと思う」と返した僕だが、色々な問題がまだまだたくさんある故郷を実感。
地元の事に少し疎くなっているのは否めないけど、国の言う復興で何かまともに出来た事はあるのだろうか?・・・
中間貯蔵施設だって遅れに遅れていて、この先いつになったら出来るの?
問題だらけです・・・。
他県に避難した僕が言う事ではないかも知れないが、今回は深く突き刺さる事の多い帰省でした。
みなさん、今日は以上です。
みなさん、ご無沙汰いたしました。
12、13、14日と3日間、富岡に行っていましたがパソコンを忘れて行ってしまい更新できなくてすみません。
松ちゃんとは連日会う事が出来、仕事の事で色々と了承して頂くこともあったので、年末から長引いていた問題も少しクリア出来た感じです。
牧場で餌やりを終え一服する松ちゃん。
今回は自分の家の問題を一つ解決出来た。
ずっと後回しにして来たことなので、今、少し反省しています。
今回、帰省してがっかりしたことは「家は壊さねぇ~、帰るつもりだ!」と言っていた知人の家が解体することになっていた事。
僕の近所の家にも貼られていて何とも言えませんでした。
除染作業中の幟と解体中の幟があちこちでなびき、重機で壊されていく家々を見てさすがにショックでした。
友人・知人が長年住み慣れた家が壊されていく様を見て、僕も家族に帰還を反対されて来た経緯があるので自分のことのように感じ、例えようのない寂しさを痛切に感じました。
車を走らせるとあちこちで家が解体されている。
どうにもならない事だけど本当に辛かった。
明日は我が身ではないですけど、このことは胸を締め付けられる思いでした。
松ちゃんは2日間、仲間の畜主さんの所へ自分の餌を運んでいた。
この日は3個のロールを運んだ。
見えないところで仲間のために仕事をする松ちゃんでした。
道路を塞ぎ餌を下ろす松ちゃんを、その都度、除染作業車の運転手のみんなが「しょうがねぇか」って感じで、その作業が終わるまで待っていてくれた。
運転手のみなさん、足止めしてしまいましたが、ご協力頂きありがとうございました。
牧場はどうなっていたかというと、前回と同じままだった。
「何で柵はあのままなの」と聞いたら「もう少し乾くまでと待ってたら除染が始まっちまったんだ」と。
農道の左右でこれだけ違う。
田んぼの除染の後、新しい土を入れるのですがその土が手に入らなくて、遅れに遅れていたがその土も準備が出来たようです。
あちこちで除染作業をしていました。
上の写真の右側は、こんな感じです。
帰還しない人が多いのに、この除染は何のための除染なの?と壊されていく家々を見て思った。
僕はまだ除染の同意書に判子を押していない。
このまま除染しないという選択肢もあるのだけど、昨日、環境省から除染を委託された業者から電話が入った。
「家は除染しないでも解体処分することが出来ますが、敷地は何でかんで除染しないとダメなんです。貴方が除染しないことにより隣の家の方が帰還する時に迷惑を受ける」と説明されチーン。
かみさんと県道288号線を通り船引に向かう時、大熊町の住宅地でイノシシ?と遭遇。
「餌を求めて彷徨ってるの」と聞かれ「多分、そうだと思う」と返した僕だが、色々な問題がまだまだたくさんある故郷を実感。
地元の事に少し疎くなっているのは否めないけど、国の言う復興で何かまともに出来た事はあるのだろうか?・・・
中間貯蔵施設だって遅れに遅れていて、この先いつになったら出来るの?
問題だらけです・・・。
他県に避難した僕が言う事ではないかも知れないが、今回は深く突き刺さる事の多い帰省でした。
みなさん、今日は以上です。