みなさん、こんばんは。
今日はイノシシの事を書きます。
今回、富岡に帰った時に遭遇したイノシシには驚きました。
前回に続き僕の家の近くで午前中に遭遇したからです。
郡内で仕事をしている人や一時帰宅している回数の多い人は、しょっちゅう見ていると思うのですが、自分がこのところ行けていないので、全ての事がニュースになってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/40/5046d34050659c3c7e88ceee1687c8d5.jpg)
松ちゃんのトラックに乗り町を走っていた時の写真。
僕の自宅から1kmくらいのところで撮影。
時間は午前10時くらいでした。
道路から2mくらいの高さの崖の上に逃げ込んだ3匹のイノシシのうちの一匹。
体の大きさは3匹とも同じくらいの大きさでした。
松ちゃんがイノシシを飼っているのをご存じの方が多いと思いますが、飼っているイノシシの歳を僕は今回初めて聞いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/38/249d2bf1c14a56ab0274586636fb06e9.jpg)
イノシシに餌を与える松ちゃん。
僕は2頭ともメスだと知って、今までイノシシ君と書いたことを申し訳ないと思った。
女の子なのでイノシシさんと書くべきだった。
年は20歳くらいになるらしく「2頭ともおばあちゃんイノシシなんだぞ~」と松ちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/3c/74e0fc09d6d226e0419f42a4374edd2b.jpg)
手前のイノシシはおとなしいけど、奥の方のイノシシには今までに何度も威嚇された。
体も奥の方が手前のイノシシより一回り大きい。
イノシシ君と書いて怒っていたのかも知れない。
イノシシさん、ほんとにごめんなさい。
謝らせて頂きます。
町の中を走り松ちゃんが「この田んぼ見てみぃ~、俺の田んぼなんだけど、ふち(畔)が全部壊されてっぺ~、これ見て俺はがっかりした~、直すのにえらい大変なの分かっぺ」と。
写真は撮らなかったのですが、重機を使って出来ない場所なので、人力ではどれだけ大変かと。
それも1枚の田んぼでなく複数枚の田んぼのふちが見事に壊されてました。
松ちゃんは「この場所で、もう米作りはやらねぇ~」って言ってました。
そのくらいショックだったんだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/9e/729f9d218beb3b88b24b05d5c4125d5f.jpg)
「これ見てみぃ~、俺は毎朝畑に来て手直ししてんだ~」と。
畑の苗の周りはイノシシの足跡だらけでした。
アチャ~、やらかしてくれてますなぁ~。
僕は友人から家の敷地を穴だらけにされ、本当にがっかりしたと言われたことがあり、実際に自分の目で見て、それを知った。
酷い所は本当に穴だらけで、これではがっかりすると思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a4/11aa7568bc36265333b29bffe1b3a0b2.jpg)
道の内側に石が。
彼がこれは左の石と同じ場所にあった石をイノシシが硬い鼻先でずらした跡だと言った。
この石があったおかげで軽トラックと言えども道幅が狭くなり走りずらかった。
こんな感じの所は何処でも見られる富岡町になりました。
何処にいっても必ず穴だらけになった土地を見るし、あるところでは相当の深さもあり考えものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2d/bf2807d4fbc1788ad4a6b774278aa971.jpg)
町が設置したイノシシ捕獲用の檻。
檻の中には餌としてコヌカ(粉の餌)が撒いてあった。
檻を見ながら「この頃、全然捕まらねぇ~んだ、仲間が罠に掛った所を見てあいつらも学習したべ~、これからはそう簡単には捕まらねぇ~べな」と松ちゃん。
松ちゃんは畑だけでなく、夜になると町の中を見回りをしている。
その場所を今回僕に見せてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d4/90a2a5992ccf6beaf3e0e12d85a60803.jpg)
これは松ちゃんの知り合いの家の栗の木です。
木の根元の周辺は赤土になっていますが、イノシシが草と言う草を鼻先でほじくり、栗が落ちて来たのが直ぐに分かるようにしたんだとか。
松ちゃんは「かなり頭がいいイノシシだぞ、この奥にもう1本栗の木があっぺ、その木の通り道まで草を取り、行きやすく見やすいようにしてんだから、あいつら大したもんよ」と。
富岡町には栗の木が本当にたくさんあり、その場所へ松ちゃんは車を走らせた。
今、その場所を見回ればイノシシを見る事が出来ると言った。
たくさんの栗の木の下には、いがくりの皮と栗の実の皮がたくさん落ちていました。
今は本当にイノシシの天国です。
イノシシと共生する社会という本を出した学者の本を読み、今のイノシシは進化した新世代のイノシシだと書いてあった。
学習能力が高く毒餌や罠に対して経験を生かし、それに対抗して変化し続けているイノシシなのだと。
イノシシの数が増え続けたら餌が少なくなり、イノシシ同士の縄張り争いが起きるらしい。
そうなると帰還する町民には怖い話です。
家庭菜園する事が危ない事になってしまうかも?
松ちゃんも今のイノシシにはお手上げのようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/ac/dce76d03f8b652ac251268434b4c838a.jpg)
1分くらい見合っていましたが、危害を加えない人間と分かったのか無視するかのようにゆっくり去って行ったイノシシ君でした。
熊の足跡が発見されたとか、熊が目撃されたとか町の中で役場の広報スピーカーがガイダンスを流しているけど、こんな状態で帰町宣言するなんておかしいと思う。
原発行政を立て直したい国などから圧力があるかも知れないけど、帰還宣言は安心、安全第一でなければ。
放射能問題もそう、汚染水問題だって同じ、ましてや害獣対策は帰還する町民には一番身近な問題。
事故が起きてからでは遅い。
国からの圧力があるかも知れないけど町民の事を考えて進めてほしい。
本には人間とイノシシの境界線を作る事が大事で、生け垣などで人間の世界とイノシシの世界を分けてあげるべきと。
イノシシが近づかない町づくりをするようにと書かれていた。
原発事故により野放しにして増えてしまった野生動物を、簡単に減らすため殺処分すればいいという事ではない。
人間の責任でこうなってしまったことへの反省を、動物保護の観点でイノシシなどが町に入って来れない生垣などを作って事故を防いでもらいたい。
愚痴っぽくなってしまいましたが、このくらいの事は除染のように何兆円もかからないことだと思います。
生垣作りで新たな雇用が生まれるし、動物も人間も衝突を避けられるので、是非、これをやってほしいと思いました。
今日は以上です。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。
今日はイノシシの事を書きます。
今回、富岡に帰った時に遭遇したイノシシには驚きました。
前回に続き僕の家の近くで午前中に遭遇したからです。
郡内で仕事をしている人や一時帰宅している回数の多い人は、しょっちゅう見ていると思うのですが、自分がこのところ行けていないので、全ての事がニュースになってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/40/5046d34050659c3c7e88ceee1687c8d5.jpg)
松ちゃんのトラックに乗り町を走っていた時の写真。
僕の自宅から1kmくらいのところで撮影。
時間は午前10時くらいでした。
道路から2mくらいの高さの崖の上に逃げ込んだ3匹のイノシシのうちの一匹。
体の大きさは3匹とも同じくらいの大きさでした。
松ちゃんがイノシシを飼っているのをご存じの方が多いと思いますが、飼っているイノシシの歳を僕は今回初めて聞いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/38/249d2bf1c14a56ab0274586636fb06e9.jpg)
イノシシに餌を与える松ちゃん。
僕は2頭ともメスだと知って、今までイノシシ君と書いたことを申し訳ないと思った。
女の子なのでイノシシさんと書くべきだった。
年は20歳くらいになるらしく「2頭ともおばあちゃんイノシシなんだぞ~」と松ちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/3c/74e0fc09d6d226e0419f42a4374edd2b.jpg)
手前のイノシシはおとなしいけど、奥の方のイノシシには今までに何度も威嚇された。
体も奥の方が手前のイノシシより一回り大きい。
イノシシ君と書いて怒っていたのかも知れない。
イノシシさん、ほんとにごめんなさい。
謝らせて頂きます。
町の中を走り松ちゃんが「この田んぼ見てみぃ~、俺の田んぼなんだけど、ふち(畔)が全部壊されてっぺ~、これ見て俺はがっかりした~、直すのにえらい大変なの分かっぺ」と。
写真は撮らなかったのですが、重機を使って出来ない場所なので、人力ではどれだけ大変かと。
それも1枚の田んぼでなく複数枚の田んぼのふちが見事に壊されてました。
松ちゃんは「この場所で、もう米作りはやらねぇ~」って言ってました。
そのくらいショックだったんだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/9e/729f9d218beb3b88b24b05d5c4125d5f.jpg)
「これ見てみぃ~、俺は毎朝畑に来て手直ししてんだ~」と。
畑の苗の周りはイノシシの足跡だらけでした。
アチャ~、やらかしてくれてますなぁ~。
僕は友人から家の敷地を穴だらけにされ、本当にがっかりしたと言われたことがあり、実際に自分の目で見て、それを知った。
酷い所は本当に穴だらけで、これではがっかりすると思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a4/11aa7568bc36265333b29bffe1b3a0b2.jpg)
道の内側に石が。
彼がこれは左の石と同じ場所にあった石をイノシシが硬い鼻先でずらした跡だと言った。
この石があったおかげで軽トラックと言えども道幅が狭くなり走りずらかった。
こんな感じの所は何処でも見られる富岡町になりました。
何処にいっても必ず穴だらけになった土地を見るし、あるところでは相当の深さもあり考えものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2d/bf2807d4fbc1788ad4a6b774278aa971.jpg)
町が設置したイノシシ捕獲用の檻。
檻の中には餌としてコヌカ(粉の餌)が撒いてあった。
檻を見ながら「この頃、全然捕まらねぇ~んだ、仲間が罠に掛った所を見てあいつらも学習したべ~、これからはそう簡単には捕まらねぇ~べな」と松ちゃん。
松ちゃんは畑だけでなく、夜になると町の中を見回りをしている。
その場所を今回僕に見せてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d4/90a2a5992ccf6beaf3e0e12d85a60803.jpg)
これは松ちゃんの知り合いの家の栗の木です。
木の根元の周辺は赤土になっていますが、イノシシが草と言う草を鼻先でほじくり、栗が落ちて来たのが直ぐに分かるようにしたんだとか。
松ちゃんは「かなり頭がいいイノシシだぞ、この奥にもう1本栗の木があっぺ、その木の通り道まで草を取り、行きやすく見やすいようにしてんだから、あいつら大したもんよ」と。
富岡町には栗の木が本当にたくさんあり、その場所へ松ちゃんは車を走らせた。
今、その場所を見回ればイノシシを見る事が出来ると言った。
たくさんの栗の木の下には、いがくりの皮と栗の実の皮がたくさん落ちていました。
今は本当にイノシシの天国です。
イノシシと共生する社会という本を出した学者の本を読み、今のイノシシは進化した新世代のイノシシだと書いてあった。
学習能力が高く毒餌や罠に対して経験を生かし、それに対抗して変化し続けているイノシシなのだと。
イノシシの数が増え続けたら餌が少なくなり、イノシシ同士の縄張り争いが起きるらしい。
そうなると帰還する町民には怖い話です。
家庭菜園する事が危ない事になってしまうかも?
松ちゃんも今のイノシシにはお手上げのようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/ac/dce76d03f8b652ac251268434b4c838a.jpg)
1分くらい見合っていましたが、危害を加えない人間と分かったのか無視するかのようにゆっくり去って行ったイノシシ君でした。
熊の足跡が発見されたとか、熊が目撃されたとか町の中で役場の広報スピーカーがガイダンスを流しているけど、こんな状態で帰町宣言するなんておかしいと思う。
原発行政を立て直したい国などから圧力があるかも知れないけど、帰還宣言は安心、安全第一でなければ。
放射能問題もそう、汚染水問題だって同じ、ましてや害獣対策は帰還する町民には一番身近な問題。
事故が起きてからでは遅い。
国からの圧力があるかも知れないけど町民の事を考えて進めてほしい。
本には人間とイノシシの境界線を作る事が大事で、生け垣などで人間の世界とイノシシの世界を分けてあげるべきと。
イノシシが近づかない町づくりをするようにと書かれていた。
原発事故により野放しにして増えてしまった野生動物を、簡単に減らすため殺処分すればいいという事ではない。
人間の責任でこうなってしまったことへの反省を、動物保護の観点でイノシシなどが町に入って来れない生垣などを作って事故を防いでもらいたい。
愚痴っぽくなってしまいましたが、このくらいの事は除染のように何兆円もかからないことだと思います。
生垣作りで新たな雇用が生まれるし、動物も人間も衝突を避けられるので、是非、これをやってほしいと思いました。
今日は以上です。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。