Bad Company - Ready For Love - Live '08

2017年１月の冬
とある路線バスで男子高校生が隣の友人に話しかける
「リッチー・ブラックモアのアルバムが」

３０年前の会話ではない

おっさん達はいまだ元気
老いて深みを増す演奏も多い

Bad Company - Ready For Love - Live '08

サカナクション / 多分、風。

　久しぶりの大雪でバスは遅れ１時間近くたってからようやく到着。
　歩こうかとも思えば、積雪で道無き歩道なのだから仕方ない。

　じっとバスを待ちながら、ふと思い出した。

　高校生の頃。
　五所川原中三前はバスのターミナル的な場所であった。
　営業所を出たバスは、中三前を経由して五所川原駅前へ向かうのだけど、
　どういう訳かバス料金は、中三前で乗った方が駅前で乗るよりも若干安
　くなるという不思議な停留所だった。

　携帯電話もない時代。
　でも、乗車券売り場に人がいた時代。
　待つことのいらだちも会話の中でほぐれていったもの。

　バス停留所に、気になる女子がいたりすると、
　「もっと遅れていいから」
　そう思ったりしたものだ。

　名前も知らない、彼女の横顔を遠くから眺めて。

　サカナクション / 多分、風。

Asian Kung-fu Generation - 或る街の群青

　わば、背ばむげで去っていぐ「あなた」。
　あいそつかされたが。
　あなたさ、背ばむげてさってゆぐ「わ」。
　あなたには、自分は迷惑かける存在だはんで。

よぐありがちな別れのシーン
　このシチュエーション、逆の立場にしてみでも、
相手の気持ちのことなど考えてない、
「わ」がいるのさね。
（初稿　2007-07-08 21:36:17）

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ASIAN KUNG-FU GENERATION　『或る街の群青』

ASIAN KUNG-FU GENERATION 海岸通り

　夏が過ぎ去った人気のない海が好きで、バイクで一人で行ってはボーとしていた頃が若い頃にあった。　その海は幼いこと父と釣りに来た場所であり、高校生の頃は海水浴に来た場所、そして友人たちが様々な進路に別れてからはキャンプに来た場所。
　押しては引く波をみて、ただただ時間を過ごした。将来の目的も失って、その日の予定も何もない日々を過ごしていた数年間のことだ。海を見ては、何かしらを決意し、たやすく崩れる日々の連続。

　友人、家族はどんな風に見ていただろうと今更ながら思う。レールから外れたようで、なんとも閉じこもった日々の中ではあった。それでも思いだされるのは、高校からの同級の同じ学生たち、社会人の関わりだ。生きてるかと部屋を訪れ、道ばたで会えばそろそろしっかりしろといわれ。

　私があきらめかけていても、周りは捨てては置かなかったのかもしれない。幾人かの友人とは今も年賀のやりとりがある。そんな自分が、何をきっかけとして再び動き出したのかはよく覚えていない。ただ、アパートを引き払い、実家から通学する事を決めたのが大きかった。予告なき引っ越しはそれまでの幾人の友人との連絡を断絶させる結果ともなった。
　高校時代、お世話になった先輩たちもそういう部類でほとんどの連絡手段をそこで失った。

　ほとんど記憶のない20代の数少ない記憶。卑屈な日々との決別を決めた頃。　

　２０年以上消息を見失った先輩の事が伝わってきた。元気そうであれば何より。
（初稿　2010-09-03 02:40:16）

2017.1.11 リンク切れ更新
ASIAN KUNG-FU GENERATION 　海岸通り