HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

山崎まさよし 『全部、君だった。』

2005年12月28日 | JPOP
 年の瀬が迫ると、どうしてこうも胸がざわめくのか。商店街の賑わいとは逆に、いつかの記憶の断片が見え隠れする。
 この時期に何か忘れがたい出来事があったわけではないのだけれども。FM放送が好きで、渋谷陽一さんが選曲した年末の洋楽特番を楽しみに聞いていた。

 何に対するノスタルジーだろうか。

 山崎まさよしの歌はほとんど知らないのだけれど、標題の歌をたまたま聞く機会があり、音源を手に入れたのはもう1年以上前。
 過去と今。歌は、過去のノスタルジーに浸かりきってしまう前に、「やがて、雨は」止むシナリオ。
 「新しい」今へと引き戻され、明日への歩みを準備させる。
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シンディー・ローパー 「Time after time」

2005年12月24日 | 洋楽一般
 10数年以上ぶりに彼女の歌う姿を見たクリスマス特番。「かつて」とは異なる、呪文のような独特の歌唱法、民族楽器を手に彼女は歌う。
 横で見ていたパートナーが、今日の番組で最高の内容だったよ、という。同感。彼女はもういくつになったのだろうか。あの広いおでこと、美しい笑顔は、更に魅力を増していた。
 2階にいる私に、わざわざ声をかけたパートナー。この曲が彼女の大のお気に入りだということを私が知っていることを彼女は知らない。
 
 「Time after time ってどういう意味だべの?」、いつものように質問するが、いつものように、「いっつもきくよね」との返事。

 今さっき、web辞書で調べたら、「何度でも」とある。まるで、私達のやりとりだ。

Cyndi Lauper - Time After Time - 1/24/06(YouTube)

 
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I'm not in love という恋歌

2005年12月20日 | 洋楽一般
 吹雪の夜。カセットテープの音源をmp3に変換する作業。全てはできないから、お気に入りを抜粋する。アルバムの流れの中で聴いていた曲を抜き出してその曲だけ聞くと、妙な違和感が生じるから不思議だ。
 10CCのベストアルバムの中の「I'm not in love」。最初に聞いたのはラジオのオンエアーだったからか、この曲だけを聴いていても違和感はなく、何度も何度も繰り返し聞ける。
 ジャンルは、と聞かれても、判別できない。美しい曲としては。私の中では5本指に入る曲。歌詞も気に入っている。

10cc- I'm not in love(YouTube)
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小泉今日子 「みのがしてくれよ」

2005年12月15日 | JPOP
 かつて、アイドルは浮世離れした存在として一目置かれたものだ。お姫様のような衣装、意味不明な歌詞(時には名曲も出現する)、勢いだけで突き進む存在。アイドルは不在の現在、子供達には理解できないような抽象的な歌詞の歌を子供達は聞く。言葉の重さが失われているように思うのは私だけか。
 クレイジーキャッツ、ドリフターズが好きだった。前者は青島幸男とのコラボレーション、後者は作者不詳の寮歌などをモチーフにしていた。
 久しぶりに、KYON2の「みのがしてくれよ」という曲を聴いてしまった。破壊力抜群、ついつい仕事をしながら歌ってしまいそうな曲。思えば、クレイジーキャッツとそんなに変わらない。不条理な世の中に、不条理にいなしてゆく爽快なな歌詞。
 みのがしてくれよ~♪ 弱者に厳しく、強者に優しい世の中。ついつい、歌ってしまう。 
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VICTOR JARA 「El derecho de vivir en paz」

2005年12月08日 | ロック
 今日という日に捧げる曲。VICTOR JARA 『El derecho de vivir en paz』

 南米チリ。軍事クーデターに抗し、命に代えて最後まで歌い続けたシンガーがいた。平和な時に、平和を歌うことも大切、平和が血にまみれている時に、平和を歌えるシンガーを私はそれだけで尊敬する。スマップ然り。

 和訳も知られているが、英訳の方が良いのだ。
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THE RIGHT TO LIVE IN PEACE

MAY THERE BE THE RIGHT TO LIVE IN PEACE AND QUIET,
HO CHINH MINH SINGS FROM THE SKIES OF VIETNAM.
THIS SONGS CANNOT BE ERASED BY THE FLYING ARTILLERY SHELLS
OR FROM THE PATH BETWEEN THE PADDY FIELDS.

FROM INDOCHINA BEYOUND THE SEA THE PRAYS AND FLOWERS
ARE BEING TRAMPLED.
SHRIEKING VOICES ECHO,AND THE MOONLIGHT WILL GUIDE.
THIS SONG CANNOT BE ERASED BY NO ONE.

THIS ETERNAL SONG STILL ECHOES,UNCHANGED.
THIS SONG IS OUR CHAIN TO VICTORY.
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Víctor Jara - El derecho de vivir en paz(YouTube)

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