映画ハリー・ポッタの第1作映画に「鏡」のエピソードがある。
その人の望んでいる願望を映す鏡である。「二度とみようとしては
いけない。夢に耽ることで、生きることができなくなる。」という
台詞が頭から離れず、その夜、眠れなくなってしまった。
無作為に、暗闇の中で選んだCDを聴きながら布団にもぐったのだ
が、よりによって購入して数回程度しか聴いていないものを選んで
しまった。しまった、と思いつつ、こんなにじっくり聴くのは初め
てという態度(?)で聴いてしまった。
単調な基本ベース音を軸として、コード音が付加し、旋律が徐々
に変容してゆくスタイル。
同じレーベルのウイリアム・アッカーマンのわかりやすさに比べ、
地味であるものの、技巧的にはかなりの高度な演奏をする。私は、
この単調さが苦手なのだろう。
アルバムの中では、唯一といっていいくらい大衆的なコード展開で、
安らかに眠れるかな、と思っているとやがてピアノがさりげなく加わ
り、フレットレスベースがメロディを加える。
「あっ、イマジン。」
主旋律の繰り返し。コードが変化することで、曲は変化してゆく。
明かりをつけてライナーノーツを読むと、ピアノは
George Wingstonであった。そして、タイトルは「Lenono」。
結局、目が冴えてしまい眠れぬまま過ごす事に。
最初の話。できれば生き方はアグレッシブでありたい。けれど、
「鏡」があったら、きっと、何度も眺めてしまうのだろう。
Michael Hedges 『Breakfast in the Field』
その人の望んでいる願望を映す鏡である。「二度とみようとしては
いけない。夢に耽ることで、生きることができなくなる。」という
台詞が頭から離れず、その夜、眠れなくなってしまった。
無作為に、暗闇の中で選んだCDを聴きながら布団にもぐったのだ
が、よりによって購入して数回程度しか聴いていないものを選んで
しまった。しまった、と思いつつ、こんなにじっくり聴くのは初め
てという態度(?)で聴いてしまった。
単調な基本ベース音を軸として、コード音が付加し、旋律が徐々
に変容してゆくスタイル。
同じレーベルのウイリアム・アッカーマンのわかりやすさに比べ、
地味であるものの、技巧的にはかなりの高度な演奏をする。私は、
この単調さが苦手なのだろう。
アルバムの中では、唯一といっていいくらい大衆的なコード展開で、
安らかに眠れるかな、と思っているとやがてピアノがさりげなく加わ
り、フレットレスベースがメロディを加える。
「あっ、イマジン。」
主旋律の繰り返し。コードが変化することで、曲は変化してゆく。
明かりをつけてライナーノーツを読むと、ピアノは
George Wingstonであった。そして、タイトルは「Lenono」。
結局、目が冴えてしまい眠れぬまま過ごす事に。
最初の話。できれば生き方はアグレッシブでありたい。けれど、
「鏡」があったら、きっと、何度も眺めてしまうのだろう。
Michael Hedges 『Breakfast in the Field』