HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

本田美奈子 『The Cross』

2006年04月24日 | JPOP
 GARY MOOREのアルバム『RUN FOR COVER』は、彼の音楽性のもがきが現れていた。当時珍しい打ち込みドラムのロックアルバム。テクノロジーを駆使したアルバムは、ヨーロッパでのヒットとなった「OUT IN THE FIELDS」を納めつつも、評価は厳しかった。
 とりわけHM/HR路線を求める側からの非難が強く、その後のアルバムの方向性をGARY本人の意志とは別に定めることとなった。

 その当時、故本田美奈子に彼が提供した曲。再販された『RUN FOR COVER』には、彼の歌詞と共にボーナストラックとして納められている。

 故本田美奈子もまた音楽の方向性を模索すべく、幾人のロックミュージシャンとのジョイントを試みていた。アイドルではなく「和製マドンナ」といわれた時代。その後の彼女の音楽遍歴を見ると、この時期もまた重要なターニングポイントといえるだろう。

2人の試行が交差した曲。

本田美奈子 「The Cross」(YouTube)
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Dire Straits

2006年04月20日 | ロック
 80年代前半、TVで彼らの「Sultans of Swing」のライブPVを観て、ぶっ飛んだ。一発屋という先入観があった。まだ、「Money for nothing」がヒットする前のこと。
 ドラマーは、初期のシンプルなドラムパートを全く塗りかえ、マーク・ノップラーのギターソロはとにかくテンションが高かった。

 その後、はじめてアルバムを耳にしたのは「Communique」。決して、一発屋ではなかったと思い知らされた。その後、アルバムを数年かけてこつこつと揃えた。

 実は、「Money for nothing」も含めてその後の彼らの音はあまり好きではない。そういう意味では彼らの(私にとっての)最後のアルバムは「Love over Gold」。オリジナルメンバー最後のアルバムだとか。「Telegraph Road」の歌詞がいい。
 ニューヴェーブとか言われていた彼らだけれども、実はカントリーロックバンドだと私は思っているから、この「Love over Gord」は彼らの表現としては異彩を放つ存在。

 全て聞いて、行き着いたフェバリットはアルバム「Communique」の「Once upon a Time in the West」。結局はそこに戻る。

Dire Straits - Sultans of swing live 1979
コメント (2)
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Ulf Wakenius

2006年04月19日 | ジャズ
 Pat Methenyとこのギタリストの共演を映像無しで聞いたら、区別できないかもしれない。今まで知らなかったジャズギタリスト、Ulf Wakenius 。
 先日の記事以降、Pat Methenyの映像探査のネットの旅で出会った。Pat Methenyとの共演演奏。ぜひ、目を閉じて聞いて欲しい。
 Pat Metheny & Ulf Wakenius - Angel Eyes

 琴線に触れる即興のライン。意外なところでキース・ジャレットと結びついていた。キースに捧げるトリビュートアルバム。

プレイズ・ザ・ミュージック・オブ・キース・ジャレット
/ウルフ・ワケーニウス
Nordic Notes/Jazz Side NNJ-2026


 給料が入ったら、注文しよう。
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Pat Metheny Group 『Imaginary Day』

2006年04月16日 | フュージョン
 実は音楽好きにかかわらず、ライブコンサートにほとんど行ったことがない。田舎暮らしで、コンサート会場まではおおよそ半日の移動を要することが大きい。ちょっとした、文化的なリスクを感じる。故に、田舎までコンサートに来てくれた演奏家のことは忘れない。例えば、ポンタボックス、シーナ&ロケッツ。特に、シーナ&ロケッツは猛吹雪で交通規制が入る中で、会場の半分もいない観客相手に「外はブリザードやけど、熱くやろうぜ」と手を抜かないパフォーマンスを繰り広げた。
 手軽にライブに行ける生活にも憧れるが、都会暮らしで、ゆっくりと音楽を感じることや、音像から描かれる風景が見える感性が消えてしまいそうで、やはり今が丁度よいと思う。

 標題のアルバムのツアー音源を以前、FM放送で聴いた。ライブを聴いてからアルバムを購入したのだが、何か物足りなさを感じていた。

 googleの回し者になった今日この頃。またもや、発見。チャーリー・へイデンとの共演もある約30分弱のライブ映像。是非、ダウンロードしての鑑賞をお薦めする(google videoplayer(無料)のインストールが必要ではあるが)。

 ライブならではのグルーブ感。田舎暮らしの私にとっては贈り物の様な映像。

 Pat MEtheny Group Imaginary Day Tour + Charlie haden + Interview
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GARY MOORE 『 Don't Believe A Word 』

2006年04月14日 | ロック
 video.coocle.com で発見しました。見る人が見れば、感激ものの映像。

 GARY MOORE with Thin Lizzy 『 Don't Believe A Word 』

 元々は、Thin Lizzy のアップテンポのシャッフルビートの曲。GARY MOOREが、レコード会社との契約上の理由から発売したアルバム「Back on the streets」に収録されている。この映像は、ドラムスのブライアン・ダウニーが怪我によってかけていた時期のもののようで、コージ・パウエルが後ろでタイコを叩いているという意味でも貴重なものだ。

 音楽TVの演奏は、生演奏。6弦が切れているのが生々しい。更に、後半のアップテンポでのリフは、コラシアムⅡの時代の「ニュークリアー・アタック」から引用しているなど、遊び心があったりする。
 ジミー・ペイジと同様、ゲイリー・ムーアのライブ演奏は即興演奏敵要素が強く、この演奏もアルバムの演奏とは別物である。

 邦題は「甘い言葉に気をつけろ」である。アップテンポと同様の歌詞。けれども、アップテンポの原曲は、ちょっと悪そうな狐がイメージされるが(「Johnet the fox」に収録)、スローテンポなこの曲は、ボーカリストの独特の歌唱法も加わって、切ないラブソングに聞こえてしまう。
 ボーカルは、フィル・ライノット。

 video.google.comには他にThin Lizzyの 『Boys Back in Town』のライブ映像がある。


 
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