出来た・・・・

　木曜日に言われたのは、重箱の絵を仕上げる事。　
「失敗したら、重箱から作り直しになるよ！　何回も練習してから遣りなさい。」
　家に帰って、練習用に黒く塗った板で３回程練習した。　イメージは有る。　でも、それが思い通りの形になるかは大いに疑問だ。
「シンプル　イズ　ベスト」　かもしれないと思う。　小さな箱にゴテゴテ塗ると、取り返しの付かない失敗になりそうだ。。。。
「中身もだけど、お重の絵付けは見せ所よ！豪華に見せないとね～」

　先生の言葉との兼ね合いを考えて見る。　絵でゴテゴテさせないで、銀粉を振ろう～と思いついた。　敢えて、金色は使わない。（本当は、金色の絵の具を持って無いのだ・・・銀色に黄色を混ぜれば金色になるなんて言葉を信じた私が馬鹿だった・・・…(￣ ￣；)ウーン）　

　小さな絵を描くのに、息を詰める。　指の震えを止める為に、腕をわき腹に固定する。　一色づつ筆を変えながらネイルアート用のシートをなぞる。　練習では、シートから絵の具が流れ出て、形が滲んだ。　重箱が黒いから、シートの穴が浮かび上がって見えてこない。　僅かな色合いの差を見つけて、絵の具を置く。
　シートを剥がすまでは、滲みが有るか無いか判断出来ない。　乾くのを待って、ユックリと剥がす。　何とか滲みは出てなかった。　その分、境目の色が薄い。　今度は、シートに頼らずに自分で絵の具を置く。
　「出来た～いや！出来たと思う。。。。」

　ニスを塗ると、絵が浮かび上がって来た。　後は、先生に意見を聞くのみ。このシンプルさを是とするか非とするかは、個人の好みの差。



マウスを乗せてみてね～


３段を重ねたところ