あちこちで彼岸花の開花が聞かれるようになり、我が家の彼岸花はまだかなぁ・・・と思っていたら、突然にょきっと出現しました。
このどきっとする赤い色のせいか、有毒のせいか、日本では古来より、好まれない花だったようです。
私も子供のころは、ちょっと気味が悪い印象を持っていました。
年を重ねた今となれば、多少毒気を含んだ、独特の妖艶な姿には、魅了されるものがあります。
中国では、おめでたい花、韓国では、相思相愛のシンボルだそうで、所変われば、花の印象も随分違ってくるものです。
夏の間少し弱っていた、フランネルソウが又咲き始めました。
ベルベットのような肌合いの花びらに、朝露が光っています。
オキザリスも咲きそうです。
まだ蕾のようにも見えますが、もしかしたら、日中は咲いているのかもしれません。
秋が深まり、日が短くなると、日中仕事で家にいない私は、なかなか花が咲いているの所を見る事ができなくなります。
出勤時はまだ開花前、家に帰る頃は、もう暗くなって花びらを閉じてしまっているという事が良くあります。
ついこの前までは、明るい内に帰宅できたのに、今では、退社直後は無灯火、途中でスモールを付け、さらにライトを付けて、ようやく家に辿り着くという状態です。
明るい内に家に着けなくなると、なんだか急に1日が凄く短く感じて、損をしたような気分になってしまうのは、私だけでしょうか。
秋の夜長を楽しむという人もいるとは思いますが、私は、お天道様が出ている日中の方が、断然好きです。