昨日の午後は、キルンワーク教室前期講座の最後のフュージングの窯入れでした。
私はここのところガーデニングの方が忙しくて、作品の構想は出来ていたものの、制作途中で放置したままにしていました。
なんとか窯入れに間に合わせようと、、先週の金、土の2日間、仕事を終えて帰宅してから、ダッシュで夕食を済ませて、夜なべの作業となりました。
窯入れ予定の作品は、蔦模様の中皿2枚とティシュボックスの蓋です。
金、土の夜で中皿2枚をようやく仕上げ、主人に、
「どう。」と意見を求めると、
「蔦の向きを90度回転させて、もう1枚下に置けば、いいかも・・・。」という事に・・・。
自分でも、急いで作って、なんだか単純過ぎないか・・・と、気になっていたので、ここまで来たら、やりつくそうと、時間が無いのに、もう1枚×2組の蔦模様を描く事になりました。
遅くまでかかりましたが、なんとか土曜日の夜遅くには、完成。
重ねて持って行くと、輸送の途中でガラスがずれて、模様が消えるといけないので、3枚×2組のガラスを別々に持って行く為に、丁寧に梱包しました。
結局ティシュボックスの方は、日曜日当日の午前中に作る事にしました。
「諦めようか・・・」という気持ちもムクムクと起き上がりましたが、せっかくテッシュボックスの蓋をガラスで作ろうと思い立って、透明なアクリルボックスをインターネットで買ったのに、このまま中期講座まで3ケ月間寝かせておくのも、悔しいので、根性で仕上げる事にしました。
連日の徹夜作業にもめげず、日曜日は朝早く起きて、朝食前に作業にとりかかりました。
とりあえずテストで1枚だけ作るつもりでいたのですが、イメージがちょっとちぐはぐになってしまい、一部を別の配色に変更する事に・・・。
せっかく切ったのだから、そのままにして置くのも惜しくなり、結局、作品を分解して、別の配色の作品2種類をダッシュで作りました。
「出来た。」
と思ったら、もうお昼。
急いで昼食を食べて、富山ガラス工房へ。
「やれやれ間にあった。後は窯入れのみ。」
と油断したのがいけなかったのか、連日の強行軍で疲れが出ていたのか、あろうことか、作品を入れていた箱を別の箱の角にひっかけてしまい、あっと思った瞬間、ガッシャーンと、乾いた気持ちの良い音が部屋中に響き渡りました。
泣きそうになりながら床を見ると、作品の入った箱が、裏返しの状態で床に・・・。
脱力感に見舞われ、暫くは怖くて、箱を取り除いて作品を確認する事が出来ません。
皆の「大丈夫。」の声に、勇気を奮って、拾いあげてみると、隅っこの方が、粉々になって10ピース位のガラスに分解してしまっています。
茫然としていると、先生が、「下の方のガラスなら、丁寧にくっつければ、なんとかなるんじゃない。」の言葉に励まされ、
「老眼鏡取ってこなくちゃ。」と、力無く応える私。
「こんなの無理・・・。」と半分諦めかけましたが、先生の手助けで(と言うよりは、殆ど先生が・・・) なんとか、元の形に近い状態になりました。
ふ~。
緑の蔦と、黒い蔦と、花や葉っぱを置いた板ガラスを3枚重ねにして出来上がった作品は、これです。
2枚作ったので、1枚目と2枚目の順番を変えてみました。
さてさてこの3D作品、フュージング後、どうなるか、お楽しみです。
後は、次の作品の為に、透明ガラスに黒パウダー掛けしたものを作って、その日の作業は終了です。
なんとか、思った通りの作品になります様に・・・。
助けて下さった先生には、本当に感謝です。