tokotoko花日記

富山発 我が家のガーデニング便り
趣味のガラス工芸の制作についても発信しています
趣味人生活を満喫しています

失敗は成功の元

2014-11-12 | フュージングガラス2014
気の早い話しですが、来年のお正月には、どのお皿を使おうかと迷っていました。
そこで、心機一転、新たに作る事にしました。
丁度、買ったばかりの長角皿の型があるので、それを試してみる事にします。
最近作った、赤の縁取りのお皿が気に入っているので、今回もそれを元にしたデザインで作る事にしました。

早速、先週の土曜日窯入れ。

長角皿と、



同じデザインの角小皿です。



本当はもう少し大きい角小皿を予定していたのですが、電気炉の空きスペースが、思ったより狭く、急遽サイズの小さい物を大急ぎで作りました。
なんとか、ぎりぎりセーフで収まりました。



赤の縁取りは、前回何度も試した、ガラスを立てて、囲みを作る方法にしました。
この方法は、ずっと失敗の連続なんです。
1度目は、ガラスと陶板の間に挟んだ離型紙が長すぎて、作品の表面に紙の跡が付いてしまい、
2度目は、離型紙が短か過ぎて、ガラスが陶板にくっついて、赤のガラスに部分的にヒビが入ってしまい、
3度目は、陶板に離型剤を縫って、直接囲んでみたら、物凄く大胆に割れてしまい、
失敗の連続です。

最近の作品は、赤のガラスを立てるのを止めて、囲みも付け無いでフュージングして、周りを加工して作りました。
でも、なんとか赤の細い線を入れた囲み皿を完成させたくて、今回は、ガラスと陶板の間にケイカル板を挟んで作ってみる事にしました。
ケイカル板を使うのは初めてなので、小物から実験すべき所だったのですが、勇気を奮って実験開始です。

うまく行きます様に・・・。

祈りを込めて窯入れしたにも拘わらず、徐冷がおわって電気炉の蓋を開けてみると、なんと・・・。
赤のガラスが溶けきっていません。
全体が黒ベースだからと思って、少し最高温度を下げたのが敗因の様です。

赤のガラスは、固いからなぁ・・・。
泡を成功させる事にばかり気が行ってしまったから・・・。
いつもの温度でやれば良かった・・・。

後悔後を立たず。
悲しくて、倒れそう・・・。

もう見たく無い。 
と思い電気炉の蓋を閉じて、悶々としながら半日を過ごしました。

結局、このままでおわりたく無いので、意を決して、そのまま再度、通常の温度帯でフュージングし直す事にしました。
泡入れを2度もフュージングすると、泡が浮き上がってくるので、破裂しないかが、心配の種でした。
ダメ元でやった所、今の所、電気炉の窓から覗いてみた限りでは、泡の状態は、問題無い様です。
幸い、ケイカル板の方は、塩梅良く行った様なので、それも救いです。

2度目のフュージングは、現在徐冷中なので、今日家に帰れば見る事ができます。
楽しみな様な、怖い様な、複雑な気持ちで一杯です。
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