「勘兵衛はうすの端午節句2021」も無事終わり、今日から片付け開始です。
今回は、高島賢一コレクションの中から端午の節句にちなんで、武将の人形と金太郎、桃太郎等の土人形を100点程展示しました。
その中に、一の谷の戦いの熊谷直実と平敦盛の人形が数点ありました。
NHKの「鎌倉殿の13人」で、ついこの前一の谷の戦いをやっていましたが、そんなシーンあったかなぁ・・・と思いながら、調べてみると・・・。
恥ずかしい事に、歴史に疎い私は知りませんでしたが、平家物語の中でも、能や歌舞伎の演目になっている有名なお話だそうです。
大まかなあらすじは・・・
勝利で勢いづいている源氏軍の熊谷直実は、一ノ谷の戦いで敗れて海に逃げようとする平家の武者を探していました。
海の方にいってみると、豪華な装束を着た武者が一人海に逃げていました。
直実は、「敵に背中を見せて逃げるとは恥ずかしくないのか!」とその武者を引き留めました。
この引き留められた人物が平敦盛です。
堂々としている武者に感動した直実は、この武者を助けてあげようとしましたが、後ろからは(直実の)味方の源氏の兵士が迫ってきます。
「早く私の首を切れ」という武者を、直実は泣く泣く手にかけました。
(若武者は、自分の息子程の年齢だったからです。
なんでも、平敦盛は相当なイケメンだった様です。)
扇熊谷と海上敦盛の土人形がこれです。
この土人形は岐阜県の市原土人形で、後藤久美作のものです。
物語を知って、この土人形を見ると、色々な思いが沸き上がります。
今まで、ぼんやり眺めていましたが、歴史の一コマを知る事が出来ました。
とりあえず、展示していた土人形を土蔵に集めました。
壮観です。
こんなに沢山の全国各地の土人形を見る機会を得て、本当に幸せです。
沢山の土人形達、来年またお会いしましょう。