goo blog サービス終了のお知らせ 

特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

再出発(公開コメント版)

2016-04-01 08:03:09 | 不要品
「引越しをするので、不要品の処分をお願いしたい」
依頼者は女性。
一人暮らしで、仕事の合間をぬって引越しの準備を進めているよう。
特別汚損が発生している現場でもなく、通常なら、私が出る幕ではなかったのだが、現地調査の希望時刻は女性の仕事が終わった後の夜。
しかも、仕事が忙しいらしく、結構な遅い時間。
そんな時間に動きたがるスタッフはいない。
また、同じような依頼で現地に出向くと、“実はゴミ部屋だった”なんてことも珍しくない。
人が行きたがらないところへ行き、やりたがらないことをやるのが特掃隊長。
気が向こうが気が向くまいが、そんなこと関係なく私が出向くことになり、約束の日の夜、私は女性宅に赴いた。

現場は、低層小規模の賃貸マンション。
オートロックもなく、玄関までは誰でも素通りが可能。
夜遅い時刻に女性一人の部屋を訪れるのは、ちょっと抵抗がある。
自分が頼んだこととはいえ、見ず知らずの男が部屋に入り込んでくることには、女性のほうも少なからずの不安感を覚えるはず。
私は、“マジメな人間”であることを少しでもアピールするため約束の時刻ピッタリにマンション下から女性の携帯電話を鳴らし、その上で玄関前に行きインターフォンを押した。
そして、ドアの覗き窓からこちらを見られることを意識してキリッとした顔をつくった。

女性はすぐにドアを開けてくれた。
見たところ、年齢は40歳前後か・・・
そして、
「こんな時間にスミマセン・・・お疲れ様です・・・」
と、私を労ってくれ、

続きはこちら

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (1957)
2016-04-04 09:29:29
更新ありがとうございます
また人生のドラマを垣間見させて頂きました
その彼女にこの先幸多かれと願うばかりです
ちょっとしたきっかけで救われることもあるんですね
返信する
Unknown ()
2016-04-05 02:46:49
そうですよね!
人生は苦しむだけのためにあるものではなく、楽しむ事や喜びもあって当然ですものね!
私は体が弱く、1人きりではきっと楽しめていないであろう人生を周りの人々に支えられて、子供達という素晴らしい宝と共に暮らすことが出来ていることをいつも「いろいろあったけど、私の人生も悪いもんじゃないなぁ」って思ってます。
子供って、ただただ私というダメな母を受け入れ愛してくれる素晴らしい存在ですから!
だからこそ、周りの大切な人達のためにも笑顔でいること、大切なんだなと思います。
もちろん、自分の為にもなりますしね!
返信する
間違えちゃったです? (いちごミルク)
2016-04-05 17:53:07
本当はこのブログの内容に対するコメントだったのに、なぜか間違って一つ、前のブログの方に、投稿に、なって爺ました。なんでやろ?隊長さんも眼を通してくれたならば、おかしいなぁって思われたことちゃうかなあって思ってます。内容的に?そこで、今度は違う内容のコメントを、こちらに、投稿したくてまた、書いております。今回は、ご質問になるのですがホラ民間とか、個人の大家さんが、所有しているマンション、アパートなどは、もちろん、収入源の、為にやってるのであって、営利なのは間違い無いし、だからこそ腐乱液状化死体が、出たら他の入居者からも、文句出るし最悪出て行かれるので死活問題になるからこそ早くなんとかしろと遺族や保証人を、攻め立てて現状復帰の為に、隊長さんを雇って特殊清掃してもらうわけですがその、代金は、決して払えない額ではないにしても、よく踏み倒されたり分割または、後納にしてくれと、泣きつかれたり金がないと、言われたりするんですよね?そこでふと、かんがてたかのです、営利目的でない公営つまり、市営住宅や県営住宅では、どうなんでしょうか?やはり同じよう二、早くなんとかしろとかお金の無い生活保護世代の、人もいると思うのですが、それでも遺族や保証人に、はらわせますか?少し気になったので、聞いてみました。覚えていたらでいいです、ヒマな時にでいいです。お返事聞きたいです。聞くところによると生活保護世帯は、、お葬式さえ、市が、出してくれると聞きました。それなら、特殊清掃費用も、市が?出さないですかねえ?
返信する

コメントを投稿