テーマは開放＆解放

昨夜の「Salon de Bankai」
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
前回のギターの時と違って、今回はピアノを組んだので、
こじんまりした店が、さら狭くなっちゃった。
窮屈な思いをさせてごめんなさい。

ふと思いだしたの。
前にパリの下町で、ライブ聴きに行ったら、
そこは小さなビストロで、ライブハウスじゃないの。
機材持ち込んでミュジシャン一杯だから、
お客さんは大して入らないの。
で、外にグラスとか持って出て聴いてた。
これがすごくいい感じ。
うん。そうだ。これを目指そう。

昨日ね。いいライブだった。
宣言通り、燃えたわよ。
赤いピアノと外谷さんが燃えて、
カホンの若林君もじわじわ燃えて、
私は最初っから「完全開放弦的歌唱」
うわ、ひさしぶりだ。こういうの。
シャンソンも、昭和歌謡も、内心は「ロック」だったの。
ジャズ的感覚、のね。

今、みんなちぢこまってる。気分も体も。
深呼吸して、解き放とうよ。
って、思ったんだ。
私はそれを、歌でやる。
歌は全部違うけど、人として楽器として、
自分の真ん中に置くテーマを掲げられて、嬉しい。
なんか、光が見えた。

赤いピアノも、買って良かったなぁ。
これアタリだった。良い音だよ。
外谷さんもお墨付きくれた。

赤って、信号は「止まれ」だけど、
色の持つ性格は「GO」なんだと思う。
先週のドレスといい、ピアノといい、
暮れから今までの私のウダウダに喝を入れる色なのかも。
神様のメッセージかな。